さて、川崎大師を出てから上野に向かいました。

東大寺展を平日に見たかったからです。

夜間の公開も無いので土日しか行く時間がありません。

その土日もずっと予定が入っています。

この日が数少ないチャンスです。

まず第1会場では岡倉天心や東京芸大と法隆寺との関わりがテーマです。

少し物足りないなぁて思っていると父の師匠の絵があって嬉しくなりました。

第2会場でようやく3D仏にお会いできました。

金堂の毘沙門天様と吉祥天様夫妻です。

金堂に行くと主役の釈迦三尊様ばかり目にいってしまい、バックミュージシャンにはあまり目がいかないのが正直な気持ちです。

ところが、スポットライトを浴びたお二人はこんなに素晴らしい仏像だったのかと驚きました。

毘沙門天様は理知的なお顔をしていらっしゃいますし、吉祥天様は優しいお顔です。

しかも360度の方向から拝観できます。

彩色も良く残っていて、吉祥天様など背中の彩色が素晴らしいです。

近くで拝観できて、この展覧会に来た甲斐があります。

その他たくさん見処のある仏様が第3会場にたくさんいらっしゃいます。

布関係が奥にありますが、斜めから見ると良く見えますので確かめて下さい。