先日、たまたまある尊敬する方のHPで紹介されていた本です。



とても良さそうな本でしたので欲しくなりました。



Amazonで買おうと思いましたら6,000円近くの値段でした。



この値段では替えないので「大和のかくれ仏 オークション」で検索したところ800円で出品されていました。



1,000円にすれば即落札との表記がありました。



即座に落札しました。



即座に振込、即座に郵送されてきました。


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・発売日:1975年01月

・著者/編集:清水 俊明

・出版社:創元社(大阪)

・サイズ:単行本

・ページ数:310P

・ISBNコード:9784422700175



私の解説よりも本の内容は序文に書かれたものがよろしいかと思い、そのまま手打ちしました。



はじめに


いわゆる秘仏ではなく、観光コースからはずれた寺の仏像、本尊のかたわらを守る仏像、さらに、よく知られていても、見方を変えればかくれた美が現れるような仏像を若干加えて、それを「かくれ仏」と呼ぶことにしました。


仏像というものは、本来、観賞するためにのみ造立されたのではなく、信仰の対象として造られたことは今さら言うまでもありませんが、その信仰的な仏像には、観るものを引きつける魅力があり美があります。


その魅力ある仏像を「観る」ことから一歩進めて、その美しい仏像が何を語り、私たちに何を説こうとするのかを知ろうではありませんか。


長年仏像彫刻とその修理にたずさわってきたわたくしは、それらの仏像を技巧面から観察し、仏像彫刻のもつ信仰の美が何であるかを今一度考えてペンを取りました。


そのようなところから、多少専門的になったところもあるかと思いますが、寺の縁起や仏像の解説も取り入れ、写真も多く配して広く多くの読者に楽しんでいただくように編みました。


大和古寺のなかでも、南都七大寺の仏像は、あまりにも紹介されすぎた感もありますので、今回はできるだけ人気のない山奥の寺や、、信仰寺院をおもに訪ね、広く一般に知られていない仏像にスポットライトをあて、仏像美術の粋を求め、仏の心をさぐり、日本人の心のふるさと大和路を訪ね歩きました。


掲載にあたり、関係寺院の方々には、いつに変わらぬあたたかい御支援と御配慮を賜わりました。厚く御礼を申し上げます。また労を惜しまず何かと助力下さった宝山寺新田義円氏、並びに先輩諸兄の御厚情に深く謝意を述べさせていただきます。出版に際しては、創元社編集部猪口教行氏に前著「大和の石仏」につづきお世話になりました。深く感謝の意を表する次第であります。



まだまだ私の知らなかった仏様が紹介されていて、とても良い本でした。


「えっ、ここにこんな素晴らしい仏様がいらっしゃるの?」とびっくりするような地蔵菩薩様が紹介されていました。


私が行くまでは内緒にします。


この本は見つけたら即刻買われるとよろしいかと思います。


ただ40年近く前に出版された本なので、多少状況が変わっていると思いますのでご注意ください。


円成寺の運慶作大日如来様など本堂の中にいらっしゃると紹介されていました。