昨日、こんな記事を見つけました。
天台寺門宗総本山の園城寺(三井寺、大津市園城寺町)は25日、来年に宗祖・智証大師円珍(ちしょうだいしえんちん)の生誕1200年を記念した大法会を開催すると発表した。
来年10月18日~11月24日までの期間中、国宝・智証大師座像などの秘仏特別公開や、関係宗派の比叡山延暦寺(大津市)や西教寺(同)と合同で法要を行う。
三井寺は創建1300年余りの日本を代表する名刹のひとつで、境内には国宝や国重要文化財のお堂や塔などが立ち並び、仏像など貴重な文化財も多く伝わる。桜の名所としても知られ、全国各地から参拝客が訪れている。
宗祖の智証大師円珍は平安時代初期の弘仁5(814)年、讃岐の土豪・和気氏の一族として生まれ、母は真言宗の開祖、空海の姪とされる。天台寺門宗の開祖で、初代長吏として同寺の中興に尽力した人物として知られる。
大法会期間中には、関係宗派の比叡山延暦寺(天台宗)や西教寺(天台真盛宗)による法要が行われるほか、同寺の僧でもほとんど目にすることがない智証大師座像2体(いずれも国宝)や黄不動尊立像(重文)などの秘仏を寺内では平成8年以来、18年ぶりに一般公開する。
また、俳優で写真家としても活躍する井浦新さんが撮影した三井寺の写真展や、井浦さんがプロデュースした光浄院客殿(国宝)のライトアップなども行われる。
また同寺は25日、宗祖・智証大師生誕1200年を記念する大法会の関連事業として境内に建設していた公開型文化財収蔵庫の完成式を行った。一般公開は来年10月19日から。
収蔵庫は鉄骨鉄筋コンクリート造りの平屋建てで、延べ床面積464平方メートル。境内のお堂に安置されている貴重な仏像や襖(ふすま)絵などをカビや劣化から防ごうと建設した。
収蔵庫は、国宝・勧学院客殿の室内を再現した。客殿にある狩野光信が描いた襖絵「四季花卉(かき)図」(国重要文化財)のほか、仏像や絵画、彫刻など同寺所有の文化財53点を展示する予定。
完成式で同寺の福家英明長吏は「収蔵庫は数年、数十年とたつうちに境内の景観に溶け込んでくるだろう。末永く立派に育てていきたい」とあいさつした。
また別の記事では
生誕1200年、来年秋に三井寺
大津市の天台寺門宗総本山・三井寺(園城寺)は25日、来年10~11月に営む宗祖・円珍(えんちん)(智証(ちしょう)大師、814~891)の「生誕1200年慶讃大法会(けいさんだいほうえ)」の概要を発表した。日本三不動「黄不動尊」で有名な国宝の絵像「不動明王像」(平安時代)と参拝者が仏縁を結ぶ行事「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」を催し、非公開の仏像や客殿なども公開する。
円珍は現在の香川県善通寺市で誕生。真言宗の宗祖・空海のおいとされる。天台宗の宗祖・最澄とともに唐で仏教を学んだ第1世天台座主・義真(ぎしん)の弟子になった。自らも唐で専門的な密教を学んで第5世座主に就き、最澄らの教えを確立した。
大法会は来年10月18日~11月24日に開催。国宝絵像の黄不動尊は11月21~23日に結縁灌頂を営み、参加者が拝観できるようにする。
寺宝公開では、卵形の頭が特徴の国宝2体の「智証大師坐(ざ)像」(平安時代)や国宝の絵像を模刻した重要文化財「黄不動尊立像」(鎌倉時代)、重文「如意輪観音坐像」(平安時代)の秘仏4体を見られる。
国宝の光浄院、勧学院の両客殿も公開するほか、天台宗の半田孝淳・第256世座主や天台真盛宗の西村冏紹(けいしょう)管長が、それぞれ三井寺で法要を営み、円珍の遺徳をたたえる予定。茶道の表、裏、武者小路の3千家も献茶式を行う。
大法会をPRするため、同寺に縁が深い弁慶をモチーフにしたキャラクター「べんべん」も製作。インターネットに特設サイトも開設した。
福家英明長吏(ちょうり)(88)は「不況や人心の荒廃などが問題視される今こそ、法会を通じて『済世利人(さいせいりじん)(世を救い人を利す)』を説いた大師の精神や業績を広めたい」と意気込みを語った。
三十三年に1回御開帳される如意輪観音様にお会いできるのが嬉しいですね。
これで新羅明神様がお出ましになればなお嬉しいです。
「べんべん」てどうなの?
ちなみにこちらは「でんでん」