日曜日の旅行について詳細を書きたいのですが、御開帳の記事が中心ですぐに役立つ話でもなくまだ夏休みの記事が中途半端なので、それが終わってから書きたいと思います。
でも奈良博の展覧会は期限があるのでとりあえず記事にします。
奈良博は当然みほとけのかたち-仏像に会う-展が目当てです。
18時閉館のところ、17時15分前に着きました。
ハラハラしながらの到着です。
特別展の最初に元興寺の薬師如来様がお出迎えです。
身体に比べて小顔なあのお方です。
いつも仏像館にいらっしゃるので見慣れている方も多いでしょう。
でも見慣れているからと、決して安易に横に回って背中を見てはいけません。
祟りがありますのでご注意下さい。
観覧を始めるといきなり衝撃的な像がいらっしゃいました。
素っ裸の阿弥陀如来様です。
裸にエプロンなら良いでしょうが、裸に螺髪はいただけません。
お臍の法輪が気になります。
実際には衣を着けていたのでしょうが、みんなにジロジロ見られて相当恥ずかしがっていらっしゃると思います。
大阪・観心寺の観音菩薩様です。
とてもいい平安仏だと思います。
観心寺の霊宝館に行けばいつでもお会いできると思います。
海住山寺の十一面観音様がいらっしゃいました。
この小ぶりでよくまとまった像が大好きです。
11月の海住山寺の特別公開にはお出ましになるのでしょうか?
奈良・金龍寺の菩薩立像様です。
とてもいいお顔です。
何とも言えません。
ボーっとした感じが癒し系です。
連れて帰りたくなりました。
ちなみに飛鳥時代に製作された像です。
浄瑠璃寺馬頭観音様です。
真ん中下の赤い面は後頭部になるのですが、光背があって実際には見えません。
1241年に作られてから800年近く、光背ばかり見ている寂しい面だと思いました。
園城寺の千手観音様です。
霊力がありそうなお身体です。
奈良・橋本院の涅槃像です。
仰向きすぎて涅槃できたいない感じがしました。
あたりまえ体操を思い出してしまいました。
伽藍神様です。
走り大黒と呼ばれてきました。
走り大黒の方がふさわしい気がします。
建長寺(一部鎌倉国宝館)の伽藍神の静的なイメージが強すぎるのでしょうか?
裸形阿弥陀様も凄いインパクトでしたが、この像には適わないと思います。
力士立像です。
アイーンと言っています。
中国唐で作られたか、日本の奈良時代に作られたか不明です。
脱活乾漆造です。
頭の横から針金も出ているのがまた凄いです。
この展覧会は初心者でもマニアでも楽しめるものでした。
期間 平成25年7月20日(土)~平成25年9月16日(月・祝)
読みやすい図録(1,000円)の購入もお勧めします