暑い中、西新宿駅から地下鉄を回乗り換えて表参道駅に着きました。
根津美術館で開催されている曼荼羅展に向かいました。
この根津美術館までは歩いて10分以上かかります。
暑い日には辛い道のりです。
通り道にはオシャレなお店が多いのですが私には関係ありません。
観覧料を払って中に入ると中国の石仏がお出迎えです。
行くといつも思うのですが、どのようにしてこの仏様がここにいらしたのだろうか?と疑問を感じます。
ちゃんと母国での持ち主がいらしたでしょうに・・・
と、思いながら、左手奥の日本の仏像に向かいました。
ここの地蔵菩薩様はいいお顔をされています。
少し彩色が残っているのがうれしいです。
その他、飛鳥時代の観音菩薩様や閉産時代の毘沙門天様を拝観してから曼荼羅展に向かいました。
私が楽しみにしていた金剛界八十一尊曼荼羅がありました。
内側の四角には四摂菩薩、外四供養菩薩、賢劫十六尊の計24体の仏様だけかと思いました。
他は模様が描かれていると思いましたが、良く見るとびっしりと仏様(賢劫千仏)が描かれていました。
八十一尊どころの仏様ではありませんでした。
凄い世界が描かれていて、改めて驚きました。
あと気になったのが大日、如意輪、観音像の片面です。
厨子の片面が愛染明王・大日如来・不動明王、反対の面が大日如来の代わりに如意輪観音が描かれています。
大日如来の面の愛染明王の代わりに 降三世明王に置き換えると大阪河内長野市にある金剛寺金堂の組み合わせになります。
密教の世界は奥が深くて良くわかりませんが、金剛寺金堂の修理が終わって、再び三尊揃って拝観できる日が待ち遠しいのは私だけだはないと思います。
その他秋篠寺でしか拝観したことのない大元帥明王様の白描図像が印象に残りました。
曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!
期 間 2013年7月27日(土)~9月1日(日)