きれいな藤の先には奈良国立博物館があります。
GWには當麻寺展が開催されていました。
でも、正直あまり印象に残るものがありませんでした。
持国天様はさすがに印象に残りました。
あとは二十五菩薩像が印象に残りました。
當麻寺内の塔頭寺院から仏様が集まっていらっしゃるのですが、一体一体の大きさや形などがスタンダードだったから印象がないのかも知れません。
四天王すべていらしたら、また印象が違った気がします。
会場を出て地下を通り、なら仏像館に向かいました。
スルッとKANSAIの優待券で図録を安く買うのは忘れませんでした。
なら仏像館でひときわ目を惹いたのは外山区(とびく)の阿弥陀如来様でした。
平安時代後期に作られた丈六の立派な仏様です。
地域でHPを作られているなど凄いです。
地域の方で守ってこられたのでしょう。
外山区の報恩寺のご本尊様のようです。
この写真のあとに修理されてからなら仏像館に来られました。
(外山区のHPより)
平成21年3月30日、県教育委員会より、外山区報恩寺の阿弥陀如来坐像が新たに県文化財に指定したとの発表がありました。報恩寺の阿弥陀さまは、平安時代後期作、像高218.2㎝の木造仏で近隣では例のない丈六の大像と言われています。粟原寺より、もたらされたとも伝えられています。
外山区では、この素晴らしい阿弥陀さまを是非、修復・保存し後世に受け継いで頂きたいと奮闘してまいりましたので、今回の発表はその悲願への第一歩と受け止め、本当に嬉しく思います。
地域の方々の思いが伝わってきます。
相変わらず河内長野市にある金剛寺の降三世明王様は睨みをきかせていました。
できましたら一緒に入院された大日如来様(中央)や 不動明王様(右)にもなら仏像館にいらしてほしいです。
仏像館を出て、近鉄奈良駅方面に向かいました。
横断歩道では鹿が渡っていました。
思い切り信号無視です。
自分が天然記念物を良いことに治外法権だと思っているのでしょうか?
子供たちがたくさんいる前なのに悪い手本を見せていました。