先日、このような本も買いました。



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出版社: 講談社

出版日: 1996/04

ISBN-10: 4061981129
ISBN-13: 978-4061981126


内容紹介

京都の有名寺院が所蔵する国宝仏を全て紹介。
本尊・秘仏のほとんどが国宝・重文である京の有名寺院所蔵の仏像を紹介すると共にその仏像が作られた背景を美術、歴史の両面から解説。
見学の精密ガイドブック付


今は絶版若しくは品切れのため新刊書店の棚にはなさそうです。


紹介寺院を手打ちしますね



1.宇治から加茂へ


平等院


萬福寺


浄瑠璃寺


海住山寺


蟹満寺


岩船寺


観音寺



2.醍醐へ


醍醐寺


勧修寺


法界寺


隋心院



3.洛南


泉涌寺


東福寺



4.弘法大師の大いなる遺産


東寺



5.東山を巡る


三十三間堂


清水寺


六波羅蜜寺


長楽寺


高台寺



6.太秦から紫野へ


広隆寺


法金剛院


仁和寺


妙心寺


等持院


千本釈迦堂


大徳寺



7.嵯峨野周辺


天龍寺


清涼寺


大覚寺



8.山里の御仏たち


勝持寺


宝積寺


鞍馬寺


神護寺


高山寺


三千院


峰定寺




この本は京都の仏像を拝観するには絶好のガイドブックだと思います。

まず、私がイチ押しの南山城から紹介されています。


南山城の中で真数千手観音様がいらっしゃる寿宝寺が抜けているのは発売当時の拝観事情からかも知れません。

ただ、ちょっとと思うのは例えば、泉涌寺の仏像紹介で二十五菩薩坐像や観音菩薩坐像が掲載されていますが、巻末のガイドまで見ないと所在する即成院がわかりません。

東福寺の不動明王坐像も同聚院に所在していることがわかりにくいです。



仏像ブームと言われている今なら求める人が多い気がします。


細かい点を改定すればきっと売れる本であると私は思います。