摩氣神社の次は京都府亀岡市にある神蔵寺(じんぞうじ)に行きました。


西国49薬師43番札所です。


霊場も行きやすいところから順番に回るので、交通不便のお寺は後回しになってしまいます。



神蔵寺は782年に最澄が比叡山修行の際にこの山に来て開基したといわれています。


また、810年、最澄が比叡山寺を建立した際に、比叡山の西にあたる朝日山麓のこの地に薬師如来を安置したそうです。



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1180年、神蔵寺の僧兵が三井寺の僧兵と挙兵、宇治川の戦いに加わりましたが敗れ、寺領は平家により没収され、仏像のみが残され、荒廃して行きました
 

鎌倉時代になると天台宗の達玄僧都が再興し、僧坊も26を数えました。




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安土・桃山時代の1575年、織田信長の命により、明智光秀の兵火により焼失しましたが。本尊と脇侍は難幸いにもを逃れました。


1653年になると浄土宗の願西が、本堂、阿弥陀堂、鐘楼を建立し復興しました。


1673年、亀山藩主・松平忠昭の帰依により、臨済宗妙心寺派の僧・高隠玄厚禅師が中興し、以後、臨済宗の寺院となりました。




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結構大変な歴史を背負ったお寺です。




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今回、西国薬師もこの神蔵寺しか行きませんでした。


バインダーに差し込むタイプの御朱印帳です。


さすがにバインダーは家に置いていきました。



ちなみにたくさんの難を逃れてきた薬師如来様は年に3回御開帳があるそうです。


1月1日~3日、4月8日、9月12日です。


1月と4月は無理そうですが9月はタイミングが合えば、拝観に来ようかと思っています。