興福寺のあとは近鉄奈良駅まで戻ってレンタカーを借りました。
500円分のポイントが溜まっているので4000円ちょっとで借りることができました。
まずは早起きな唐招提寺に向かいました。
ちょうどこの日が鑑真和上の1250遠忌でした。
10分前に着いたのですが30人ほど並んでいました。
門を入って金堂に向かいました。
3体大きな仏様が並んでいます。
真ん中の盧遮那仏様の光背が凄いです。
当初は1000もの化仏が付いていたそうです。
現在は864体だそうです。
向かって右側の薬師如来様です。
立像薬師様でこんなに大きい像はあまり拝観したことがありません。
そして左側の千手観音様です。
こちらも本当に千本もの手があったようですが、現在は953本だそうです。
今年に入って南山城の寿宝寺で真数千手観音様を拝観しているので、ぜひ葛井寺にも行きたいと思いました。
その他邪鬼無し四天王様や梵天・帝釈天がいらっしゃるので、東寺講堂や東大寺法華堂のような仏像の濃密空間が広がっています。
金堂をお参りをしてから納経所に向かいました。
すると鑑真和上の御朱印が新しくできていました。
書置きでしたがこれは戴かないわけにはまいりません。
いつもの御朱印も一緒に戴きました。
なお、番号札を渡されますので、御朱印帳は最初に預けると良いでしょう。
そして御影堂に向かいました。
以前、訪ねたときには9時からの拝観でしたが、8時半には開いていたようです。
あまり待たずに入れました。
中に入ると焼香をする人としない人に分けられました。
私は時間がかかる焼香の列に並びました。
教科書でおなじみの鑑真様がいらっしゃいました。
日本で一番古い肖像彫刻です。
深い精神性が表われていると思います。
1250年前にこのようなお像が作られ、ずっと守ってこられた事に感謝します。
そして焼香を終えてから、後ろの畳に座ってしばらく鑑真様と向き合いました。
日本に行こうと何度も失敗をして、ついには失明までしてしまった鑑真和上様です。
鑑真様は今の日中関係をどう思っていらっしゃるだろうと考えてしまいました。