はてさて、一番楽しみにしていた東光寺の七仏薬師様です。




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あれれ、率直に言うと何か違うぞと思いました。


中尊は確かに薬師如来様なのですが、他の六尊の像容が薬師如来様ではありません。


菩薩系です。


しかも二体は頭頂部に仏面がついています。


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名前を見ると伝七仏薬師と伝がついていました。


お寺や近所の方が七仏薬師様と呼んでいれば七仏薬師様なのでしょう。


なぜ、このような形になったのか興味があります。





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去年33年に1日の御開帳でお会いした松虫寺の七仏薬師様もいらっしゃいました。


お寺では遠目に拝観して小さいと思っていたのですが、今回間近で拝観するとさらに小さく感じられました。


去年、滋賀・鶏足寺の七仏薬師様を拝観したのですが、そちらの方が断然大きいです。


千葉に来る話もあったようですが、結局こられなくて残念です。


他に岩手県から七仏薬師様が来られていて、タただでさえ作例が少ない七仏薬師様が3組も同じ部屋にいらっしゃるとは贅沢な空間になりました。



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檀の上に四天王がいらっしゃいました。




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真ん中の薬師如来様を守っていらっしゃいます。


どちらのお寺の仏様かと思っていると、四天王が勝覚寺、薬師如来様が西蓮寺でした。


お互い気まずいだろうなと思ってしまいました。


なお、薬師如来様は60年に1度の御開帳だそうです。


久しぶりに出てきたらお付きのメンバーが替わっていて驚かれたでしょう。



ここで人間に近い感じのイケメンがいらっしゃいました。


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蜜蔵院の毘沙門天様です。


慶派の影響が出ています。


震災のときにこの毘沙門天様がいらっしゃる地区では、周辺は津波に襲われたのに被害が無かったようです。


地元では津波を防いだ毘沙門様と評判になっているそうです。



正覚寺の清涼寺式釈迦如来様がいらっしゃいました。


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これほどの截金文様の仏様はあまり拝観したことがありません。




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珍しい四臂の十一面観音様がいらっしゃいました(観明寺蔵)。


やはりぱっと見、違和感が出てしまいます。



千葉特有の信仰として七仏薬師様の他に妙見菩薩があります。



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よみうりランドにいらっしゃる妙見菩薩様です。


子どものような顔立ちでかわいいです。


しかし年を重ねるとこのようになってしまいます。




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妙光寺の妙見菩薩様です。


いったい妙見菩薩様に何があったのでしょう?



他に印象に残ったお像は去年拝観した石造千手観音様


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楔で繋いだ跡がはっきりわかる那古寺の銅像千手観音様



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家に置きたい胤重寺の可愛い薬師如来様



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家に置きたくない妙光寺の日蓮聖人像



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などがいらっしゃいました。


時間があれば再訪したかった展覧会でした。


他の県でもこのような展覧会が開催されることを強く期待します。


関係者の方々、本当にお疲れ様でした。


そしてありがとうございました。