以前、奈良を中心に精力的に回っていらっしゃるJさんのブログを拝読して、来年(2014年・平成26年)に湖東三山(西明寺,金剛輪寺,百済寺)の御開帳があることを知りました。
Jさんありがとうございます。
金剛輪寺のHPでPDFファイルのパンフレットをダウンロードできますので詳細はそちらでどうぞ。
期間::平成26年4月4日(金)~6月1日(月)
http://kongourinji.jp/image/flyer_130308.pdf
きっと三山を結ぶ臨時バスも運行されることでしょう。
前回、2006年(平成18年)に一斉御開帳がありました。
そのときには最初で最後だろうとの話でした。
前回の場合、西明寺の御本尊・薬師如来様は、住職一代に限り1回だけ御開帳で約半世紀ぶり、百済寺の御本尊・十一面観音菩薩様は55年ぶりの御開帳だったのです。
慌てて行かれた方も多かったのではないでしょうか?
私もその一人です。
この一斉御開帳のあとですが、私よりも若そうな西明寺の御住職のお顔を拝見して、完全に諦めていました。
でも、いい意味で裏切られました。
来年の春は以前ご紹介した京都国立博物館で開催される南山城の古寺展も行かなければならないので大変です(と言いながらニヤリとしています)。
http://ameblo.jp/chibi092000/entry-11517299583.html
さて、この御開帳のプレイベントでしょうか、現在、金剛輪寺前にある愛荘町立歴史博物館で「天台古刹 湖東三山の至宝」展が開催されています。
(概要)
琵琶湖の東、鈴鹿山麓に営まれた百済寺・金剛輪寺・西明寺は、「湖東三山」と呼ばれ、紅葉の名所として広く知られています。
開基や本尊は三山それぞれ異なりますが、ともに天台宗の古刹として千年有余の歴史を有し、今日まで様々な文化財を数多く伝えてきました。
平成25年、その湖東三山にスマートインターチェンジが開設します。これを記念し、今後多くの方々が湖東三山に訪れ、その信仰や歴史、文化財に興味をもっていただくための機会として、湖東三山の至宝の一部を紹介します。
期間:平成25年4月27日(土)~5月31日(金)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
○月曜日、火曜日(国民の祝日に当たる日は除く)
※ただし、展示替えなどにより臨時休館することがあります。
○国民の祝日の翌日(土曜日、日曜日、祝日に重なる場合は除く)
○年末年始(12月29日~1月3日)
詳細は以下のURLでお確かめ下さい。
http://www.town.aisho.shiga.jp/rekibun/index.htm
PDFファイルなので携帯用に出品目録を手打ちしました。
(百済寺)
1.唐草文磬(重文)
2.大般若波羅蜜多経
3.如意輪観音像
4.石曳図絵馬
5.大般若波羅蜜多経(源敦経発願経)
(金剛輪寺)
6.大黒天半跏像(重文)
7.不動明王二童子像(重文)
8.毘沙門天立像
9.狛犬
10.華鬘(重文)
11.観音玄義科
12.金剛輪寺下倉米銭下用帳
13.紺紙金字蘇悉地羯羅供養法巻上
(西明寺)
14.密教法具(独鈷杵など)
15.錫丈頭
16.唐櫃
17.十六羅漢図
まだ日本に来たばかりの大黒天様がお勧めです。
七福神の立派なお腹に笑顔ではなく、武装神の姿です。
入館料300円の町立博物館で質の高い展覧会が開催される滋賀県が羨ましいです。