火曜日の夜に東京国立博物館で開催されている大神社展の内覧会に行ってきました。


なお、展覧会は一切撮影禁止ですが、これから掲載する写真は主催者の許可を得ていることをご了解下さい。


東京国立博物館宛てに撮影許可書兼誓約書も書いています。



さて半分過ぎまで書き終えたのでその続きです。


第5章 伝世の名品


ここで私が驚いたのは、以前も書きましたが、茨城・鹿島神宮所蔵の 直刀 黒漆平文大刀の大きさです。


第5章の一番最初にあります。



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左側に女性がいらっしゃるので大きさがわかると思います。


これは必見です。



あと必見なのは奈良・石上神社の七支刀です。



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これは歴史の教科書によく出ています。


ぱっと見てわからないので、横にして見ましょう。




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(写真の皆さん、済みません)


これだと思い出す人もいることでしょう。


ここで、皆さんに朗報です。


この七支剣は本来ですと5/6(祝・月)までの展示でしたが、石上神宮の特別なご配慮により、5/12(日)まで延長になりました。


GWは混んでいるから嫌だな、とちょっと思っていた方は5/10(金)の夜間延長日などでも見られます。


東博のHPでは記載されていますが、奈良観光情報ではまだ延長についての記載はされていません。


http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/contents/event.php?contents=0000000268&event=0000000015


本当になかなか拝観できないものですので、是非足を運んでください。


近年の公開では遷都1200年を記念して、2010年5月17日から6月11日に石上神宮で、時間と人数限定で公開されただけです。


それに行けなかったので、今回非常に嬉しく思っています。




第6章 神々の姿


やはり、ここが一番人気でした。


仏像ブームと言われていますが、神像にはなかなかお会いできる機会が少ないかと思います。




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ここでは別の研究員さんが説明して下さいました。


後ろで岡山・高野神社の随神様がいらっしゃいをしています。



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松尾大社の三神様です。


松尾大社の宝物館は、この三体がメインなので、展覧会が終わるまでは行かれない方がよろしいかと思います。




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左が東寺の女神様、右の男神さまが貧弱に見えてしまいます。


ちなみに男神様は服を着させるようで、このような細身になっているようです。


男神様は最近、ご無沙汰している和泉元彌さんに似ている気がしました。



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写真は単体では撮ってはならないとのお願いでしたので、難しいのですが、像を特定しない形でアップを2枚掲載します。


実際に足を運んで見つけて下さい。



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何となく未完成な感じがする神像でした。




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このように穴が開いている木であまり仏像は彫りません。


この神像は霊木から作られたのでしょう。




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研究員さんお勧めの広島・南宮神社の像です。


形式化が進んできた時代に、髭や皺で年齢を表現している素晴らしい像とのことでした。



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また、先日お水送りで行った若狭・神宮寺の男神・女神像がありました。


この時代の貴族の衣装を忠実に表現しており、時代背景がわかる像です。



以上、ご招待戴いた大神像展のご紹介を2回にわたって書きました。


私の拙い文章では魅力がお伝えできなかった気がします。


やだ、言えるのはお寺の宝物よりも神社の宝物はなかなか拝観できないことです。


このなかなか拝観できない宝物を全国から集めた展覧会は今後何十年も開催されない気がします。


是非ともお出かけしていただき、私たちの先代が信仰してきた神様に触れて、その時代の空気を感じていただけたらと思います。




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最後に東博に行く途中にあったお守りの自動販売機です。


公衆トイレの脇にあります。


Aさん、確認しましたよ!