昨日の続きです。


5章の最初に驚くべきものがありました。


茨城・鹿島神宮由来の直刀 黒漆平文大刀です。



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(一番上の緑は図録の縁です・・・)


直刀の刃長が222.3cm,外装が270.5cmもあります。


刀剣類は苦手で、あまりよく見ないのですが、このような長さの刀は生まれて初めて見ました。


鹿島神宮や川を挟んで反対側の千葉・香取神宮の凄さを改めて感じました。



もう1つ驚いたのがこれです。



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奈良・石上神社に伝わる鉄盾です。


5世紀に作られたようです。


仏教が伝わる以前、1600年も前に作った人の技術に感心しました。



そしてラストの6章は神々の姿です。


実にたくさんの神像が展示されています。





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女神坐像(東寺)です。


この像の前に立つと凄いエネルギーを感じます。


このようなことは伊豆山神社の男神像以来のことです。


あまりエネルギーとかパワーとか信じないのですが、この像の前では不思議と感じてしまいました。




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2月にお会いしたばかりの女神坐像(松尾大社)です。


そのときと同じように正面から、左から右から下からとあちこち嘗め回すように拝観してしまいました。


右から見ると男性のようなお顔、左から見ると女性のお顔、舌から見ると慈悲深いお顔に見えます。


ぜひとも人がいないときに試してみてください。



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女神坐像(福井・八坂神社)です。


十一面観音様と頭部と合体しています。


頭上面の彫りは浅く、作りかけで止めてしまったような気がしました。


とても不思議な像です。




とても私の拙い文章では魅力をお伝えできませんが、かなり交通費をかけても必見の展覧会だと思います。


先日紹介した、新指定国宝・重要文化財展の期間にいらっしゃることをお勧めします。


その他GWには両国・回向院で善光寺の出開帳、千葉の鴨川では5月の4日、5日に60年に1回の大祭もあります。


千葉市でも仏像半島展があります。


全てに行かれる予定の兵庫の方に敬服します。