結局、時間が無くなり、力餅は買えなくなり、長谷駅から1駅江ノ電に乗って極楽寺まで行きました。
4月7日から9日まで宝物館で御本尊である清涼寺式釈迦如来様の御開帳です。
本当は8日の月曜日に忍性上人の供養塔が公開されるので行きたかったのですが、同じ職場の人がお子さんの入学式で2人お休みとなるため諦めました。
有給休暇願の取得理由に「お釈迦様の誕生パーティーのため」などとは書けませんでした。
12時から公開ですが、15分前に着きました。
観音様ではなく御本尊様を指名して御朱印を戴きました。
宝物館に人が入ったようなので少し早いですが、私も入りました。
左から順番に見ていくと不動明王様がいらっしゃいます。
わけあって出雲からこちらにいらしたようです。
夜行バスなら10時間以上かかる距離をはるばるいらっしゃいました。
新しく作られた訳でもなく、外国で作られた訳でもなく、こんな遠距離をお寺からお寺へ移動した仏像はあまり聞いたことがありません。
次に十大弟子の半分(小さいです)、お厨子に入った御開帳の釈迦如来様がいらっしゃいます。
関東の清涼寺式釈迦如来様は目黒の大園寺も有名ですが、あまり近くでは拝観できません。
久しぶりに間近で螺髪と衣紋がおなじみの清涼寺式釈迦如来様にお会いできました。
そして十大弟子の残り半分を拝観しました。
清涼寺式釈迦如来様も素敵ですが、この宝物館の中で一番気になるのはもう一人の釈迦如来様です。
手の印相があまり見たことがない転法輪印なのです。
さぞかし作るときには苦労されたと思います。
もしかして、ふつうの印にしようとして、失敗してしまい、一番近い印を図像で探したのかな?と思ってしまいました。
清涼寺式釈迦如来様はなかなかお会いできませんが、もう一人の釈迦如来様は宝物館開館日ならいつでもお会いできます。
是非ともいらして下さい。