薬師寺をあとにして、西ノ京から近鉄電車に乗りました。
大和西大寺での接続が非常に悪くて、仕方なく近鉄特急に乗り換えました。
あの距離で500円は高いと思います。
今日に着いて、早くもお土産を買い、郵送までしました。
京都は駅前に本局があるので便利です。
利用するのは殆どお金が足らなくて引き出すときばかりですが・・・
京都駅から北東の方向に歩きました。
15分近く歩くと西本願寺が見えました。
道を挟んだ反対側に目的地である龍谷ミュージアムがありました。
ここでは2月9日~4月7日まで「若狭・多田寺の名宝」展が開催されています。
地下の入口で観覧券を買ってエレベーターで上の展示室に向かいました。
本展覧会は多田寺が所蔵する文化財の全てを収録する冊子の刊行がきっかけだったようです。
その準備の過程から展覧会に発展したそうです。
真言宗の多田寺と浄土真宗の龍谷ミュージアムが宗派を超えて手を結んだ画期的な展覧会のような気がしました。
入って中央に今回のポスターになった薬師三尊がいらっしゃるのですが、メインディッシュはあとにして、端から拝観することにしました。
坐像の阿弥陀如来様が3体いらっしゃいます。
姿は似ていて、2体がほぼ同じ大きさ、1対は1.5倍くらいの大きさです。
平安仏の良さが出ていると思いました。
次に聖観音様と十一面観音様がいらっしゃいます。
お二人とも体の線が細いなぁというのが印象的でした。
他にも仏像はいらっしゃるのですが、私が昨年にお会いした仏様を見つけました。
竜前区の薬師如来様です。
本当に小さなお堂の中にいらして、地域の方々が守り続けていらっしゃいます。
背面には「若狭国一宮本地宝治二年戊申六月日」という銘が刻まれており、宝治2年(1248)に制作され、もとは若狭一の宮上社の本地仏であったことがわかります。
鎌倉時代にしては珍しい金銅仏です。
やがてメインの薬師三尊様にお会いしました。
360度全ての角度から見られて恥ずかしそうです。
この美仏とは言えませんが、ポーっとした人間らしいお顔が魅力的です。
一度拝観したら忘れられないお顔です。
日光菩薩様と言われていますが明らかに十一面観音様です。
何だか語りかけているような姿が印象的です。
月光菩薩様と言われている聖観音様です。
お顔に緊張感があります。
若狭最古の仏像だそうです。
他にも梵鐘や絵画などがありました。
下の階の常設展示は時間がないのでさらっと見ました。
1Fにあるミュージアムショップで図録を買って次の目的地に向かいました。