一昨日は神奈川県海老名市にある龍峰寺にいらっしゃる千手観音様の御開帳でした。

御開帳は1年に2回(1月1日、3月17日)あり、曜日が関係ありません。

去年は土曜日で仕事が終わらずに行けませんでした。

御開帳は3時までなので新宿を1時くらいには出ないと間に合いません。


今年、ようやく行くことができました。


もっとも、一昨年の正月にも行っていますが・・・


前回訪ねたときには、駐車場までの道が困難でしたので、今回は迷惑にならない場所に路駐してから行きました。



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2時半に着いたのですが行列ができています。


本堂までなら良いのですが、本堂裏の収蔵庫までの長い列です。


係の方が若しかしたら拝観できないかもとおっしゃっています。



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並んでいるときに撮った本堂です。




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この収蔵庫の中に重文の十一面観音様がいらっしゃいます。



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手を頭上に上げた清水式十一面観音様です。


関東では珍しいのではないでしょうか?


龍峰寺は臨済宗のお寺です。


なぜ臨済宗にそぐわない清水式十一面観音様がいらっしゃるのでしょうか?


まず、龍峰寺は1340(興国元)年開山円光大照禅師によって創建され、1928(昭和3)年現在の地に移築されました。


そのときの境内には旧清水寺の本堂であった観音堂があり、千手観音立像が安置されていました。


清水寺はいまからおよそ1300年の昔、国分尼寺境内にあった湧河寺がその前身です。


住所も神奈川県海老名市国分北となっており、国分寺と国分尼寺があった名残だと思います。


少し離れた場所に場所を変えて再興した国分寺もあり、12年に1回、薬師如来様の御開帳があります(前回は平成22年10月)。



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こちらは本堂にいらっしゃるお前立ちの観音様です。


お前立ちも清水式でした。


これでしばらくは拝観できないでしょう。