先日、こんな題名の記事を読みました。
少し長くなりますが転載します。
出張客をターゲットにクオカードなどの金券をプレゼントするホテルの宿泊プランが人気を集める中、社員に利用を禁止する企業が出始めた。ホテル側が金券分を含めた金額の領収書を発行するため、社員がこの領収書で宿泊費を会社に請求すれば金券分が懐に入るからだ。厳密にいえば、業務上横領罪に当たるが、経費節減で社員の出張時の宿泊費を定額支給から実費精算に変更する企業が増えており、サラリーマンからは「ちょっとした小遣い程度なのに…」とため息がもれる。
「実費精算の方必見!」「出張で頑張った自分にご褒美を!」。インターネットの宿泊予約サイトには、金券付き宿泊プランを宣伝するホテルのうたい文句が並ぶ。額面300~3千円の金券付きプランが主流だが、中には部屋代が1万5千円超で1万円の金券が付く驚きのプランもある。
さらなる特典をアピールするホテルも。「売店やレストランでご利用された料金も一括にて領収書をお出し致します」。福岡県のホテルは金券だけでなく、食費なども「宿泊代」として扱う。
予約サイトの一つ「るるぶトラベル」を運営するJTBによると、同サイトに登録されている金券付きプランの件数は4月現在で約7万9千件。昨年4月の約5万3千件から約1・5倍に急増している。広報担当者は「ホテル間の過当競争のせいか、数年前から飛躍的に増えている印象がある」と指摘する。
背景には、経費削減のため、宿泊費を定額支給から実費支給に切り替える企業の増加がある。産労総合研究所の調査では、平成13年に21・2%だった実費支給の企業の割合は、同23年には36・6%に上昇した。
支給金額より安いホテルに泊まることで小遣い稼ぎができる定額支給と比べ、実費支給は宿泊費をごまかせない。金券付きプランの盛況ぶりからは、こうした出張客のニーズに応えて集客を伸ばそうとするホテル側の意図が透けてみえる。
ただ、社員が金券分を含む宿泊費を請求するのは違法行為に当たる可能性があり、最近は行きすぎた請求を許さないよう企業も対策に乗り出している。
東京都内の男性会社員(37)はこれまで、大阪などに出張する際、2千~3千円のクオカード付きプランを5回ほど利用したが、最近になって会社が利用禁止を通達してきた。男性は「出張に行くと相応の出費があるので重宝していた。消費税も上がるし、サラリーマンの負担は増すばかりだ」とぼやく。
一方、神戸市内のあるホテルでは数カ月前から、社員に自由に宿泊プランを選ばせないため、宿泊者ではない企業の担当が予約を行うケースが増えた。社員が金券付きの宿泊プランを利用したかどうか、追跡調査のために電話をかけてくる経理担当者もいるという。
ホテルの幹部は「金券付きプランに企業が敏感になっている。近頃は出張客も会社に目を付けられないよう2千円以下の金券付きプランを選ぶ傾向がある」と話していた。
■クオカード クオカード社(東京)が発行するプリペイド式の金券。額面300~1万円の8種類があり、コンビニやレストラン、書店など全国約4万6千店で利用できる。さまざまなデザインが用意され、贈答用として人気が高い。最近では販促や株主優待に利用する企業も多い。
私もYさんの弟さんの旅行会社の予約サイトをよく利用しますが、例えばその会社のプランの一例を紹介すると
① 【ツイン×QUOカード】ツイン部屋独占♪QUOカード5000円付プラン★ 41%割引 10,400円~/人
② 【ツイン×QUOカード】ツイン部屋独占♪QUOカード3000円付プラン★ 47%割引 8,200円~/人
普通に考えるとQUOカードの額面が②よりも2000円だけ高いのに、宿泊代が2200円高い①のプランは変だと思います。
このような料金設定の不思議さに気づいていましたが、やっと納得しました。
私なりの考えとしてはやはりクオカード付きプランは×でしょうね。
領収書をクオカード分偽造したのと同じことです。
では出張旅費で合法的にお小遣いを得るにはどのようにしたらよいでしょうか?
一番は第三者でも金額がはっきりわかる鉄道だと思います。
例えば明日(3月15日)東京の人が大阪で10時半~17時の会議に出るとします(新大阪に10時に着きたい)。
会社は当然日帰り出張を命じます。
面倒なのでうるさい同行者はいません。
①普通に朝7時くらいののぞみ号で往復
片道14,050円×2=28,100円
これなら領収書無しでも大丈夫でしょう。
②金券ショップで回数券をバラにしたものを買ってのぞみで往復
片道13,300円×2=26,600円(代表的な例)
1,500円浮きました!
③ぷらっとこだまを使う場合(こだまの始発に乗らないと間に合いません)
片道10,000円×2+大阪~新大阪(別途)160円×2=20,320円
7,780円も浮きました。
④JR東海ツアーズの1day大阪というプランを使った場合(遅くとも6時半にのぞみに乗らなければなりませんが)
東京~大阪全て込みで19,900円(この中に2,500円分の食事やお土産が買える金券が付いています)
8,200円も浮きました!お土産を考えると10,700円浮きました!
③を利用するなら絶対に④ですね。
お土産で家族や職場にいい顔ができます。
⑤究極の手段ですが往復夜行バスを利用(ツアー型4列シートの最安値で比較)
片道3,200円×2=6,400円
21,700円も浮きました。
会議で居眠りや15日の朝帰りでそのまま出勤になり仕事に支障をきたすと思いますが・・・
様々な組み合わせがあると思います。
自分で工夫(苦痛)して仕事に支障が無いように浮かせて下さい。
私は出張など皆無なので浮かせる術がありませんが。