六孫王神社からは歩いて10分もかからずに東寺に着きます。
塔頭の観智院を横目に見ながら北大門から境内に入りました。
この日は朝6時にも来ているので2度目の参拝です。
朝はシルエットでした五重塔がはっきりと見えます。
でも曇りで鮮やかには見えませんでしたが・・・
五重塔の拝観がセットになった拝観券を買いました。
スルッとKANSAIの割引が使えたので、団体料金で拝観できました。
まずは五重塔に行きました。
もう特別拝観で初層内部は何度も見ています。
正直、飽きてしまいました。
続いて金堂に向かいました。
お堂に入ると薬師三尊様がいらっしゃいます。
そして薬師如来様を十二神将が支えています。
三尊が製作されたのは桃山時代のようですが、この十二神将の支える様式は奈良時代を踏襲しているようです。
私としてはいかにも室町っくなお薬師様よりも、少し時代が遡る感じの顔がポチャッとした日光・月光菩薩様の方が断然好きです。
そして有名な講堂に行きました。
向かって左側の五大明王チームからの拝観です。
ハンサムな帝釈天、異形の大威徳明王、手がいっぱいの降三世明王、手がカッコイイ軍茶利明王など魅力的な仏様ばかりです。
真ん中の五智如来チームに行くと、再生されたためか少し迫力が落ちてしまいます。
手の印以外はあまり違いが無いため印象に残らなくなってしまいます。
夜中に椅子取りゲームをしてお座りになる場所が変わっていてもあまり気づかない気がします。
右端の五菩薩チームに行っても手の印以外はあまり違いが無いため印象に残らなくなってしまいます。
リーダーを江戸時代に変えられたため、他の創建当初の四菩薩は損している気がします。
五智如来&五菩薩はリーダー以外は馴染みのない名前です。
その点、五大明王チームには勝てない気がします。
この立体曼荼羅を3つに分割して左側の3分の1と真ん中と左側を合わせた3分の2でちょうどバランスが取れるような気がします。
そう考えると右端の持国天と多聞天、そして梵天の助っ人が重要な気がします。
そんな自分勝手な考えをしながら講堂をあとにしました。