またまたAmazonnで古本を買ってしまいました。
秘仏 [単行本] 毎日新聞社 (編集)単行本: 202ページ
「秘仏」とは何か?いつ、どうして、「秘仏」になったのか?篤い祈りの中に秘められてきた「美」―。神秘の謎に鋭く迫る新鮮なアプローチ。
出版社: 毎日新聞社 (1991/12)
ISBN-10: 4620602701
ISBN-13: 978-4620602707
発売日: 1991/12
目次
秘仏ご開扉―永劫の眠りのなかに
秘仏のありがたみ―篤き祈りのなかに
信仰とともに生きる秘仏
国宝になった秘仏―秘められてきた美
絶対の秘仏―神秘のベールにつつまれて
ご本尊とえにしを結ぶ「善の綱」
秘仏の世界―聖なる世界と俗なる世界の接点
東大寺二月堂の秘仏十一面観音
「秘仏」誕生の背景を探る―いつ、どうして秘仏になったので
全国主要「秘仏」一覧
20年以上前に出版された本です。
その頃にはアチコチの寺院を回っていましたが、あまり秘仏を意識していませんでした。
東大寺法華堂の執金剛神様(毎年12月16日御開帳)や大阪河内長野市にある観心寺の如意輪観音様(毎年4月17、18日御開帳)は訪ねていましたが、他の秘仏はあまり興味がありませんでした。
10年くらい経ってから奈良・京都・鎌倉などで常時拝観できる仏像を殆ど見尽くしてしまい、まだお会いしたことの無い仏様に興味が出てきました。
自己紹介はともかくとして、この本が出版された当時には購入していませんでした。
表紙を開くと秘仏のカラー写真が掲載されています。
十一面観音(六波羅蜜寺・京都)
十一面観音(櫟野寺・滋賀)
十一面観音(願成就寺・滋賀)
十一面観音(長谷寺・奈良)
十一面観音(永照院・滋賀)
十一面観音(温泉寺・兵庫)
十一面観音(中山寺・兵庫)
十一面観音(浄福寺・滋賀)
十一面観音(東光寺・滋賀)
十一面観音(十三寺・富山)
十一面観音(牛伏寺・長野)
千手観音(行願寺・京都)
十一面観音(清水寺・兵庫)
千手観音(観音正寺・滋賀)→1993年に火災で焼失しています
千手観音(正法寺・滋賀)
聖観音(鰐淵寺・島根)
聖観音(安居寺・富山)
聖観音(龍泉寺・岡山)
如意輪観音(萬勝院・兵庫)
文殊菩薩(竹林寺・高知)
西大寺(愛染明王・奈良)
軍茶利明王(高山不動尊常楽院・埼玉)
吉祥天(浄瑠璃寺・京都)
薬師如来(善水寺・滋賀)
薬師如来・聖観音(麻生野薬師堂・福井)
薬師如来・十一面観音・菩薩(多田蜜寺・福井)
薬師如来(寛益寺・新潟)
ついでモノクロ写真で
観音菩薩(楽法寺・茨城)
十一面観音(大安寺・奈良)
十一面観音(観菩提寺・三重)
三貌十一面千手観音(補陀落山寺・和歌山)
千手観音(吉祥院・山形)
千手観音(縁城寺・京都)
千手観音(林光寺・三重)
馬頭観音(中山寺・福井)
如意輪観音(神呪寺・兵庫)
薬師如来(西明寺・滋賀)
薬師如来(広隆寺・京都)
薬師如来(佛勝寺・三重)
薬師如来及両脇侍(宝城坊・神奈川)
五劫思惟阿弥陀如来(五劫院・奈良)
薬師如来(正暦寺・奈良)
不動明王(鎮国寺・福岡)
中ほどのページは国宝になった秘仏としてカラー写真が
執金剛神(東大寺・奈良)
如意輪観音(観心寺・大阪)
千手観音(葛井寺・大阪)
彌勒仏(慈尊院・和歌山)
釈迦如来(清涼寺・京都)
救世観音(法隆寺・奈良)
薬師如来(仁和寺・京都)
十一面観音(法華寺・奈良)
掲載されています。
現在は品切れか絶版になっていて、書店で立ち読みできないので写真全て列挙しました。
巻末の全国主要「秘仏」一覧は大変役に立ちます。
その一覧の中で羽賀寺の十一面観音様は33年に1度の御開帳と紹介されていますが、現在ではいつでも拝観できます。
また多田蜜寺の薬師如来様も以前は秘仏でしたが同じくいつでも拝観できます。
但し、2013年(平成25年)2月9日(土)~4月7日(日)までは京都・龍谷ミュージアムで開催される「若狭・多田寺の名宝」展に出張されるので、京都に行かれる機会がございましたらお寄り下さい。
休館日…月曜日(祝日の場合は翌日)
開館時間・・・午前10時~午後5時
※最終入館は4時30分まで
ついでに慈尊院の彌勒仏様は高野山開創1200年行事に合わせて平成27年4月2日~5月21日にかけて御開帳されます。
この本は写真が良いので、是非状態が良いものを手に入れて下さい。
