今日から東京・中野坂上にある写大ギャラリー で上記展覧会が開催されています。
土門拳さんと言えば仏像の写真が有名ですが、人物の写真もけっこう撮影されています。
概要
古寺巡礼シリーズを第五集で完結したあとに土門拳は次の写真集発刊を企画しました。土門拳自選作品集全三巻です。「二度めの脳出血に倒れて半身不随になったいま、土門拳は涙もろくやさしくなった」(岸哲男『土門拳自選作品集2』土門拳・人と作品より)と述べられているように自選作品集1にはやさしく穏やかな作品が選ばれています。ぎらぎらとした目で対象に肉薄した近寄りがたい作品ではなく、晩年はやさしくなったが故に親しみやすい表現の作品が多数収録されています。そしてそこにある土門拳の作品は当代の日本を代表する文化・伝統・諸芸術で風景・人物・陶磁器・庭園・寺・仏像・工芸品等です。
それはまさしく“日本のかお”と云うべき対象で土門拳の目を通して格調高く表現され、心休まる作品となっています。
今回は自選作品集1より「日本のかお」として写真展を構成しました。どうぞご高覧ください。
会期: 2013年1月15日(火)~2013年3月24日(日) 10:00 ~ 20:00 会期中無休・入場無料
会場: 写大ギャラリー (東京工芸大学・中野キャンパス内)
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F
地下鉄丸ノ内線・大江戸線 「中野坂上」駅下車1番出口・徒歩7分
仕事の帰り道でも構わないですし、東京メトロや都営地下鉄の1日乗車券を使って、都内めぐりをしたあとでも充分に行ける時間です。
以前、ここの展覧会でノートに住所と氏名を記入したので毎回DMが自宅に届いています。
ちなみにここで開催される展覧会は全て入場無料です。