湖南三山で最後に向かったのが善水寺です。
去年訪ねたときには、カーナビに惑わされて20分以上迷いましたが、今回はカーナビの案内なしでも行けそうな勢いでした。
国宝の本堂です。
同じ天台系の湖東三山が織田信長に焼かれているのに対して湖南三山はよく残っています。
善水寺の名前のゆかりの霊水です。
冷水かどうかはわかりません。
御本尊の薬師如来様です。
不定期な御開帳で、お厨子はしまっていました。
前回お会いしたときに「気が向いたらまた出てくるよ。」とおっしゃっていました。
梵天立像・帝釈天様です。
東大寺法華堂にいらしたら、確実に日光・月光菩薩様と呼ばれていたでしょう。
四天王像です。
像によっては傷みが激しかったです。
兜跋毘沙門天様です。
今年は例年になくお会いしている気がします。
僧形文殊様です。
獅子乗りの勇壮な姿と比べるとだいぶ老け込んでしまった気がします。
本当は実在の僧侶の像ではないかとニラんでいます。
誕生釈迦仏ちゃんです。
このお寺の中で一番若いのですが、天平時代作と一番古いです。
東大寺の双璧をなす像だと思います。
毎年GWにしか出てきません。
この日は東京・日本橋に出張中です。
先日、展覧会場に行ったら手を挙げて歓迎してくれました。
一番若いのに一番働かされています。
おじいちゃんの僧形文殊様あたりがついていってあげればいいのにと思いました。
湖南三山は2年連続で来たので、しばらくは御開帳がない限りは他の地域を回ろうと思いました。