川道観音の後に長浜駅に近い豊国神社に行きました。
ここで以前書いた六瓢箪めぐりを結願しました。
そして滋賀県から岐阜県に少し入ったところにある南宮大社に向かってカーナビをセットして車を発進しました。
途中で少し渋滞があったので、気が変わりました。
米原市秘蔵の三ヶ寺「寺宝展」が開催中です。
そこを優先的に回ろうと信号待ちでカーナビの目的地を変更しました。
まずは米原市朝日にある観音寺です。
伊吹山旧四大寺の一つで豊臣秀吉が鷹狩で立ち寄った際、石田三成を見出した「三碗の才」で名高い寺です。
駐車場から本堂に行く間の倉庫で気になるものを見つけました。
ふてくされてこっちを見ています。
可哀相な気がしました。
もう少し可愛い顔をして、なおかつ小さければ家の中に入れられているのにと思いました。
ボールちゃんが誇らしそうな顔をして見ていました。
本堂に入ると最古の伝教大師像と言われる像がありました。
近江西国33観音の御朱印
びわ湖108霊場の御朱印
そして次に米原市上丹生にある松尾寺に向かいました。
特別公開ではないですが、今年の6月に御本尊の雲に乗った飛行観音様の御開帳に行けなかった悔しい思いがあります。
お前立ち様ですが拝観できませんでした。
訪ねると前住職の奥様が案内して下さいました。
仏像の盗難が多いため、厳重な鍵を開けながらの拝観となりました。
奥様のお話を聞くと、昔とても栄えていたお寺だと言うことがわかります。
山上までたくさんのお堂があったようです。
近年では農地改革や土砂崩れなどにより、少しずつ活気を失っていたようです。
先代住職が様々な復興の計画を考えていらした矢先に急逝されたようです。
飛行観音様の御開帳のアルバムを見たり、社会情勢の話をしたりして、結局1時間も松尾寺に滞在してしまいました。
今後、定期的に御開帳も計画されていて、ノートに名前を書くと案内を送付してくださるようです。
案内が届きましたら、またこの場で紹介したいと思います。
収蔵庫には平安時代の十一面観音様や役行者様の仏像がいらっしゃいました。
私が興味を持ったのは、西国結願札所である華厳寺で出開帳したときの立て札がありました。
江戸時代の出開帳です。
出開帳は行った事がないので立て札も初めてです。
来年、善光寺の出開帳があるので、親近感が涌きました。
近江西国33観音の御朱印
そして米原市秘蔵の三ヶ寺「寺宝展」の2ヶ寺目の米原市清滝の徳源院(清瀧寺)に行きました。
京極家歴代の菩提寺で墓所は国の史跡に指定されているほか、三重塔は県の指定文化財になっております。
お堂から見た借景式の庭園がきれいでした。
最後に裏にある京極家の墓所を見ました。
東京・豪徳寺の井伊家の墓所や先日行った弘前・長勝寺の津軽家の墓所を思い出しました。
そして思いついて土偶展に向かいました。
そのため時間が無くなり米原市秘蔵の三ヶ寺「寺宝展」の三箇寺目は行けなくなりました。
後悔が残りました。
びわ湖108霊場の御朱印です。
土偶展を見て、40円をコンビニのゴミ箱に捨ててからこの関西旅行は終わりました。