昨日の記事で節分の日の御開帳を紹介しました。
節分に京都にいると仮定しましょう。
どんな行事があるか調べてみました。
①壬生寺・節分祭
恒例の大護摩供養、山伏、稚児のお練り供養、厄除け護摩祈祷、星祭と様々な祭事が行われます。
お馴染みの炮烙(ほうらく)には、年齢・性別を書いてお寺に奉納しましょう。
節分前から事務所に準備されていますから早めに書き込むことも出来ます。
このように集まった多くの炮烙は4月の壬生狂言の演目の中で割られ、厄除けになると言われています。
見逃せないのは、2月の節分にも壬生大念仏狂言「節分」が上演されます。
2・3日の各両日に8回演じられ無料で見せて頂けます。また、4日にはぜんざいの無料接待があります。
期間:2/2~2/4
時間: 壬生狂言:2・3日13時~8回(毎時0分毎。無料)
料金: ぜんざい:無料
②廬山寺・鬼踊り法楽
午後には鬼法楽、その前後に鬼の御加持が行われます。
松明をかざした赤鬼、青鬼、黒鬼はぞれぞれ人間の三つの煩悩「貪欲」「憎悪」「愚痴」を表しており、同寺の開祖元三(がんさん)大師良源が、宮中での300日間の護摩供を邪魔しようとした悪い鬼を法器で降参させたという故事に因んでいます。
丸々と太った鬼たちが法螺と太鼓に合わせ踊る姿は、綿入りの「ちゃんちゃんこ」を着ているようで愛らしく見えます。
追儺師による法弓や護摩の火と、福豆や餅に打たれて退散していく姿はこっけいで寒さも忘れるほどです。
続いて福娘たちが福を呼ぶ豆やもちをまきます。小雨決行。
期間:2/3 7~19時
内容:鬼の御加持(14時、16時)、鬼踊り(15時~) 豆撒き(16時~)古札焼き式(17時~)
③吉田神社・節分祭
盾と矛を持った方相氏が青・赤・黄の三匹の鬼を追いつめ退散させます。
鬼は2日の追儺式に出没し参拝者の写真に加わるほど親しみのある鬼のようです。
節分祭の最大のイベントは3日の火炉祭(かろさい)です。
直径5メートル高さ7メートルの炉に積み上げられた古いお札に火が点けられ、太い火柱が寒い夜空を焦がします。
くちなし色(オレンジ色)のお守りは節分祭の終日、授与されます(有料)。
追儺式には大変込み合いますから30分前に行って場所取りをして下さい。
期間:2/2~/4
時間:節分前日祭、疫神祭:2日8時~、追儺式:2日18時?
火炉祭:3日23時~、節分当日祭:3日8時~
※4日は神事(節分後日祭:9時半~)のみ。露店はありません。
④千本えんま堂・強運節分会
こちらの厄除けこんにゃく炊きは有名で是非とも味わってみて下さい。
3日の夜には「えんま堂念仏狂言」が奉納され、古式厄除けも同日に行なわれます。
期間:2/2、2/3
料金:こんにゃく炊き:400円 えんま堂念仏狂言(3日):無料
⑤八坂神社・節分祭
花街のきれいどころの舞踊奉納と豆まきで、境内はいっそう華やかに賑わいます。
景品付福豆授与や甘酒の接待もあります。
期間:2/2、/3 9時~
時間:舞踊奉納と豆まき:2日13時?先斗町 15時?宮川町、
3日13時?祇園甲部 15時?祇園東
今様の奉納:3日 11時~
⑥須賀神社・交通神社 節分祭
縁結びの神にちなんで翁と媼姿で豆まきが行われます。
魔除けの獅子授与。
烏帽子水干姿の懸想文(今でいうラブレター)売りが、縁結びの文を授与します(有料)。
期間:2/2、/3 9~20時
時間:追儺招福豆まき祭り:2日 15時~
⑦千本釈迦堂・おかめ節分会
2日は前夜祭、3日朝から当日祭が行われます。
境内にはおかめ塚があり男女とも紅白のおかめ装束をし、一年の厄除けをします。
福豆や樽酒の接待があります。
期間:2/3
時間:狂言奉納:15時~
⑧法輪寺(達磨寺)・節分会
期間中は、10時から2時間おきに住職による「だるま説法」が行われます。
大小様々な厄除け開運のだるまも授与されます(有料)。
また、ハト茶の無料接待があります。(但し4日は午前中のみ)
期間:2/2~/4
⑨伏見稲荷大社・節分祭
朝からの祭典の後・11時半・13時の3回の豆まきがあります。
期 間:2/3
時間:祭典:9時~
豆まき:祭典終了後~、11時半~、13時~
⑩日向大神宮・節分厄除大祭
境内にある天の岩戸を通り抜ける"ぬけ参り"神事で日本でも珍しい神事の一つとされています。
厄除け招福諸願成就祈祷もあります。
期 間:2/3
時間:ぬけ参り:16時~
⑪六波羅密寺・節分会
大福豆まきが2回にわたり行なわれ、六斎念仏(重要無形民俗文化財)の奉納があります。
昆布茶、清酒の無料接待も受けられます。
時間:星まつり:11時~、昆布茶、清酒の無料接:14時?
福豆まき:14時50分、15時半
六斎念仏:15時~
⑫平安神宮・節分祭
平安時代の宮中行事をそのまま再現した大儺ノ儀は、
当時の衣装装束を忠実に再現しており平安神宮ならではの節分会です。終日甘酒の接待あり。
期間:2/3
時間:狂言奉納:12時?~
節分祭:13時~
大儺の儀:14時~
福豆撤行事:15時~
節分火焚祭:16時~
料 金:節分符:500円
福豆:300円
火焚串:300円
以上、去年の内容なので若干変わるかも知れません。
寺院系は御開帳があるかも知れません。
私が注目しているのは吉田神社です。
通常閉ざされている大元宮が公開されています。
しかも夜間も拝観できるのです。
2日が開いていれば2日に行きますし、3日しか開いていなければ新幹線を待つ間に行けます。
あと注目しているのは日向大神宮です。
日向大神宮HPより
境内にある天の岩戸をくぐり抜けると罪穢れが払い清められ、福を招くといわれ「ぬけ参り」と呼ばれています。
「ぬけ参り」とは、立春を一年の始めとして、前日の節分の日にそれまでの厄を祓い落とすための行事です。
午後四時より境内で諸祈願成就祈祷の献火神事、古札の焼納を行います。(天の岩戸は終日 くぐることができます)
なにか茅の輪くぐりに似ています。
アクセスは地下鉄東西線 蹴上(けあげ)駅下車 (1番出口) 徒歩15分です。
結構、石段を登るようです。