法性寺の後は東福寺から京阪電車に乗り神宮丸太町に出ました。
鴨川を渡ってまずは梨木神社に行きました。
梨木神社は三條実萬公と内大臣正一位大勲位公爵三條実美公をお祀りしており、明治十八年に創祀された比較的新しい神社です。
萩が有名ですが、1ヶ月遅く来たので、無残な姿でした。
門の脇に謎の石がありました。
テレビドラマの少年探偵団で使われたBDバッチかも知れません。
さて鴨水通りに出ると特別公開している廬山寺があります。
拝観したかったのですが時間の関係上、素通りしました。
わりと特別公開しているので次回にお邪魔します。
すぐ先に清浄華院があります。
門を入ると左側に介護老人施設があって驚きました。
清浄華院(しょうじょうけいん)は、浄土宗八総大本山の1つ、京都四箇本山で、法然上人25霊場の23番霊場にもなっています。
歴史は古く、天台宗の慈覚大師円仁が禁裏内道場として建立したのが始まりで、円(円教、天台のこと)・密(密教)・戒(円頓戒)・浄(浄土教)の四つの学問を学ぶ四宗兼学の道場であり、かつまた国家泰平と天皇陛下のご健康を祈る鎮護国家の道場でした。
やがて法然上人によって浄土宗に改宗されて現在に至っています。
浄土宗のお寺ですが延暦寺の千日回峯行者が、何日間かある京都大廻りの際に宿坊として使い、不動像に参ります。
後で参拝した不動堂に行者様の写真がありました。
拝観よりも先に御朱印の受付をして下さいとの貼り紙がありましたので、それに従いました。
ここでは泣き不動像や阿弥陀三尊像などの絵画中心に拝観しました。
阿弥陀三尊像は今年の春に国宝指定されたばかりで、南宋絵画の最高傑作と言われています。
ガラスケースに納められていたのが残念ですが、絵画は仕方ないのかも知れません。
お寺で拝観できる最初で最後と言われていて、予定には無かったのですが、急遽行くことにしました。
拝観が終わって御朱印を受け取りました。
2種類の御朱印を頼んだのですが、御朱印帳を取りにいくと法然上人の御朱印しか書かれていませんでした。
泣不動尊は後から書いて戴きました。
筆跡が違う御朱印が並びました。
法然上人と不動尊のミスマッチが御朱印にも出てしまいました。