今日から鎌倉の東慶寺で仏像展が開催されています。


封建制度の時代にあって、常に女性たちの味方であり続けた東慶寺は、ほかには例を見ない縁切りの寺法が600年近くにわたり引き継がれた歴史を持つだけに、この寺の宝物にも縁があり別れがありと、数奇な運命を有するものが数多く存在しています。


永正12年(1515)の火災や、大正12年(1923)の関東大震災を経てきたためか、本尊の「釈迦如来坐像」と重要文化財の「聖観音菩薩立像」を除いては、いずれも小さな像となっています。


本展では、常設展示の「聖観音菩薩立像(重文)」「香薬師如来像」「観音菩薩半跏像」のほかに、当寺20世住職天秀尼の念持仏「阿弥陀如来立像」などを特別展示いたします。


また、通常は「水月堂」にて特別拝観としている「水月観音菩薩半跏像(神奈川重文)」を、会期中松ヶ岡

宝蔵において特別展示いたします。


会期 : 平成24年2月7日(火)~4月8日(日)


開館時間 : 午前9時~午後3時半(入館は午後3時まで)


入館料 : 300円 (境内入山料は別途100円)


終了時間が早いのでお気をつけ下さい。


私の中では西の楊貴妃観音、東の水月観音と勝手にキャッチコピーを考えています。


東慶寺のHPは


http://www.tokeiji.com/



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