岐阜市歴史博物館で上記展覧会が開催されます。
期 間 平成23年7月29日(金)~10月2日(日)
開館時間 午前9時~午後7時(入館は午後6時30分まで)
※ただし9月1、2、6~9、13~16、21、22日は午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会 場 岐阜市歴史博物館 1階 特別展示室
2階 特集展示室
休館日 毎週月曜日
※ただし9月19日開館、翌20日休館)
何故、美濃で薬師寺展かと思いました。
以下の開催趣旨でわかりました。
672年、天智天皇の死の翌年、吉野に身を潜めていた大海人皇子は兵を挙げ、近江朝を打倒し、都を大和に返しました。
日本の古代国家の成立は天武朝にあり、その成立に大きく貢献したのが美濃の豪族たちでした。そのため彼らの力があって日本の古代国家が形成されたといっても過言ではないでしょう。
この時代は、日本が仏教を受容する初期の段階にあたり、仏教は宗教としてはもとより、優れた学問芸術をもたらすものでもありました。その結果、わが国は一挙に文化国家へと躍進し、国際社会の一員へと成長することに成功したのです。
この躍進に大きく貢献したのが天武天皇発願の薬師寺をはじめとする南都の諸大寺で、いずれも六宗を兼学し学問の研究所的性格も併せ持っていたといえます。
美濃の豪族と天武天皇(=古代国家の成立)、そして天武天皇発願による薬師寺創建という流れの中で、古代国家の文化を支えた薬師寺と、薬師寺と美濃の関係を、薬師寺の寺宝を中心に地元美濃に残る資料を織り交ぜながら紹介します。
国宝の吉祥天女像、聖観世音菩薩像、八幡三神像などがいらっしゃいます。
お近くにお住まいの方々が羨ましいです。
都合がつけば行きたいのですが・・・
写真は珍しい天武天皇像