遊行寺(正式名称は藤澤山無量光院清浄光寺)は、鎌倉時代、念仏勧進しつつ全国を遊行した一遍上人によって開かれた時宗の総本山です。この遊行寺が藤沢に開かれたのは正中二年(1325)。


一遍上人の思想を受け継いた遊行四代呑海上人が、実兄である相模国俣野荘地頭、俣野五郎景平の援助を受け、この地に清浄光院を建立、遊行五代安国上人に遊行相続後、止住したのが始まりです。


その後の歴代遊行上人は、遊行相続すると、呑海上人にならい遊行寺に止住したのです。


その為「遊行上人が住む寺」と親しみをもって遊行寺と呼ばれたのです。


  遊行寺では、遊行上人の記録と共に、多くの什宝が保管されてきましたが、現在まで忘れ去られていたものが、再発見される事もあるのです。


それらは調査および修復の後に公開されてきました。


その中でも、当館初公開となる「後醍醐天皇御像模本」と本邦初公開となる「木造空也上人立像」は、これからの時宗美術研究に意義のある大きな発見となったのです。


  この度は、遊行寺に伝えられた什宝の中より、新発見のものを含めた仏教美術の世界を紹介。


時宗美術と称される独特の絵画や貴重な経典の数々、墨蹟・工芸など、48点を一堂に公開。遊行寺の優品たちをゆっくりとご鑑賞下さい。


期 間 1月1日~2月15日


開 館 日 : 土・日・月・祭日


開館時間 : 10:00~16:30



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