奈良県吉野町吉野山の金峯山(きんぷせん)寺で、蔵王堂内の秘仏、 蔵王権現立像(重文)が今年の大晦日に無料で特別開帳される。12月31日午後10時から1月1日午前4時までの6時間限定。
蔵王権現立像は同寺の本尊で、像高さ7.3m中尊(釈迦如来)と、像高約6mの右尊(千手観音菩薩)、左尊(弥勒菩薩)の3尊からなる木像。開帳は2006年4月以来4年ぶり。
本像は、2010年9月1日から行われる、平城遷都1300年祭の「~祈りの回廊~奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳」の一環として開帳される予定で、今回はそのプレイベントとなる。
オープニングイベントとして、蔵王堂のライトアップやシタール演奏のほか、吉野仙人鍋を拝観者に振る舞うという。
ちなみに来年の9月1日(水)~12月9日(木)の100日間御開帳になります。