12年に1度春先に横浜市と川崎市をまたぐ稲毛七薬師がご開帳されます。


古くから寅年に七カ所の薬師如来を巡り願をかけると、ご利益があるという言い伝えが残されています。


「寅年の七薬師」と呼ばれるこの風習は、長和3(1014)年に京都の広隆寺で薬師如来を安置したのが、寅年の寅の日だったことが始まりとされており、そこから全国的に広がったものだといわれております。


阿弥陀如来が「西方極楽浄土」という死後の世界の救済を目的としているのに対し、薬師如来は「東方瑠璃光(るりこう)浄土(じょうど)」をつかさどり死後の世界の救済と併せて、現世においては病の苦しみを取り除くことを目的としています。


薬師如来は、医学の発展していない古代・中世においては、病の苦しみから救ってほしいという願いと結びつき、広く信仰されていました。


我々衆上から一切の厄難を除き、息災安穏の世界へと導く薬師如来。期間中は毎朝9時から夕方4時まで開帳扉しております。


普段お会いすることのできない秘仏の仏様と、縁を結ぶことができる貴重なご開帳でございます。


どうぞこの機会に、一寺一仏の七所めぐり、稲毛七薬師のご開帳にご参詣下さいますよう、お待ちしております。


日程 平成22年4月4日(日)~11日(日)
  

 午前9時~午後4時


http://yougouji.org/inage_seven/index.html



特に影向寺の薬師三尊様はお勧めです。



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