水墨画の最高峰 「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」、金碧障壁画(きんぺきしょうへきが)の至宝「楓図壁貼付(かえでずかべはりつけ)」を描き、あの狩野永徳をも脅かした桃山絵画の巨匠、長谷川等伯(1539~1610)。能登七尾(石川県)に生を受けた等伯は、はじめ「信春(のぶはる)」と名乗り主に仏画を描きました。


30代で上洛すると画題を肖像画、花鳥画 などにも拡げています。


豊臣秀吉や、千利休らに重用され、一躍時代の寵児となりました。


時に精緻に、時に豪放に描きわけられた作品群は、今もなお我々を魅了し続けます。

 

本展は、長谷川等伯の幅広い画業を、ほぼ網羅する大回顧展です。


郷里七尾で「信春」と名乗った初期の作品から上洛後「等伯」と号して大徳寺をはじめ京都の名刹に揮毫した名品を一挙公開いたします。


国宝3件、重要文化財作品約30件、重要美術品1件を含む約80件の桃山の鼓動を伝える作品群と、それを創出した等伯の人間ドラマを没後400年の節目の年にご紹介いたします。


会 期 2010年2月23日(火)~2010年3月22日(月・休)


会 場 東京国立博物館 平成館


開館時間 9:30~17:00 (入館は閉館の30分前まで)
(ただし会期中の金曜日は20:00まで、土・日・祝日は18:00まで開館)


休館日 月曜日
※2010年3月22日(月・休)は開館


観覧料金 一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)

中学生以下無料


なお京都国立博物館でも2010年4月10日(土)~5月9日(日)に開催されます。


http://www.tohaku400th.jp/sakuhin.html