一昨日、本屋さんにある本を探しに行きました。
するとこんな本が平積みにされていました。
すぐわかる日本の神像~あらわれた神々のすがたを読み解く~
三橋 健 著
定価1,890円(本体1,800円)
刊行2012年08月
ISBN978-4-8087-0900-6 C0014
判型A5判
ページ数144ページ
出版社:東京美術
本来、姿形をもたない神々は、どのようにあらわされてきたのか──。
神像の歴史をたどり、日本人にとっての「聖なるものの姿」を明らかにする。
1章─僧侶姿の神々──仏教の衣を借りた神の表現
2章─ヒコ神とヒメ神──「神像」表現に込められた神威、霊力
3章─共存する神と仏──神仏習合の深化と表現の多様化
4章─神と仏が習合したかたち──異形の仏神と霊験信仰
5章─庶民に愛された神々──絵入り神札や掛け軸として流布した神々の御影
神像だけの本は初めて買いました。
ちょっと編集にまとまりがない気もしますが、大変面白い本でした。
淡交社の「御朱印入門」を買ったとき以来の衝撃でした。
同シリーズですぐわかる日本の神様という類書が出ているので、Amazonなどで注文する際にはお気をつけ下さい。
仏像はある程度決まりごとがありますが、神像はもともと目に見えないものですし、仏像を手本にはしたでしょうが、想像力を働かせて製作されるのでたくさんの種類があります。
仏像の写真は見すぎてさすがにお腹いっぱいですが、神像はまだまだ知らぬ像容があって興味深く読んでいます。
仏像以上に神像はなかなか拝観できませんが(特に神社で)、拝観できるところはなるべく行きたいと思いました。
紹介されたお像の中で、一番お会いしたいのがこの方です。
奈良・融念寺の地蔵菩薩様です。
今年の仏像カレンダーの6月の方です。
衣の裾をつまんだ珍しい地蔵菩薩様です。
以前、東博の「仏像 一木にこめられた祈り」展でお会いしておりますが、ご自宅にも訪問したくなりました。