小笠原父島2日目も天気は不順でした。


ときおり雨がパラパラ降ってきます。


当初、山の方に行く予定でしたが、アクティビティーの会社から海に変更すると言う電話がかかりました。


3日間通しのツアーなので、そのときの状態で一番良いと判断してくれたものに行きます。


明日の天気も悪そうなので今日のうちに海に出ると判断して下さいました。


この3日間通しのツアーはそのようなアドリブを効かせてくれるので良かったです。





さて、社長の竹さんが9時に車でお迎えにきて下さいました。


港に着いて、各自シュノーケル付きのマスクと足ヒレが配られました。


子どもはライフジャケットを着るのが義務付けられていて、娘だけ着ました。


子ども以下のカナヅチの自分もライフジャケットを着たかったのですが、見栄を張って黙っていました。



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湾から出ない場所に船を停めて、穏やかな海でのシュノーケリングの慣らしが始まりました。


まだライフジャケットの件は黙っていました。


娘と家内の後に海に入りました。




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見事に溺れました。


夏目漱石の猫の最後のように沈んで行きました。


行きは3人だったのに、帰りは2人になってしまい、遺骨を持って竹島桟橋を降りる娘と家内の姿が目に浮かんできました。


でも、私の身体は浮かびません。


必死の思いで船にしがみつきました。



隣りでしがみついている人がライフジャケットを貸してくださいと言われたので、ついでを装って私も借りました。


船上でライフジャケットを着て、しかもベルトが外れないか何度も確認しました。


ふだん、いい加減な私でも命にかかわることは別です。


ようやく安心して海に再入場しました。


エダサンゴや色とりどりの魚が見えて、水族館のガラスケースの中とは全然違います。



するとまたハプニングが・・・


娘が深く潜ろうとして私のシュノーケルを蹴っ飛ばしました。


またもや大パニックです。


テレビで見るような典型的な溺れる人のようにバタバタしてしまいました。


いや、真似をしているだけかも知れません。


でも冷静に考えると、ライフジャケットを着ているので大丈夫です。


何事も無かったかのような顔をして船に戻りました。


でも少しのあいだ、放心状態でした。


何も知らない娘と家内はなかなか戻ってきませんでした。



今度はキャベツビーチというところに向かいました。


先ほどの湾内よりもさらに魚がたくさんいます。


2度も溺れかけたことを忘れて、海の中に入りました。



お昼を食べて今度は兄島に向かいました。


兄島は無人島です。


海に船を停めてから、海岸までは自力で行きます。


カメラは竹さんが上手に濡らさないよう島に上陸させてくれました。



変なサンゴの死体を見つけました。


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こんなのがゴロゴロしています。




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凄い地層です。



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写真ではわかりづらいですが、砂が緑色です。



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アオウミガメが産卵のために上陸したときの足跡です。




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天然記念物のヤドカリ。




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そして死体のような娘。



兄島はあまり人が入らないので、たくさんの自然がありました。


戦争の爪跡もあったことも忘れてはならないです。



そして再びキャベツビーチでシュノーケリングをしてから戻りました。



イルカに会えなかったのは残念でしたが、今日、海に出るとしたらどこが一番良いのか考え、連れて行ってくださった竹さんとしょうちゃんに感謝です。


なおこの日の様子は竹ネイチャーアカデミーさんのブログに出ています。


是非ともちゃんとした記事をご覧になって下さい。



http://ameblo.jp/take-nature-academy/entry-11320010187.html



そして小笠原に行く事がありましたら、是非ともこちらの3日間通しのアクティビティーを予約されることをお勧めいたします。