神奈川県県立歴史博物館で上記展覧会が開催されます。
(概要)
夢窓疎石(1275~1351)は、鎌倉幕府が滅び、新政権が京都に樹立された激動の時代に活躍した禅僧です。
鎌倉には夢窓が一山一寧に参禅した建長寺、高峰顕日に印可を与えられた浄智寺、塔所である円覚寺黄梅院などゆかりの寺院が数多くあります。
また、夢窓疎石は庭園の作者としても知られています。夢窓疎石作とされる瑞泉寺庭園(国指定名勝)は世界遺産登録に向けた主要な構成要素になっています。
本展では、鎌倉の禅宗文化に大きな影響をあたえた夢窓疎石のゆかりの寺院に伝わる頂相(禅宗の祖師像)や中世文書など重要文化財を含む約50点の文化財を展示します。
あわせて館蔵の禅宗美術コレクションもご堪能ください。
主な展示品
・重文 木造夢窓疎石坐像 南北朝時代 瑞泉寺(鎌倉市)
・重文 無等周位筆 夢窓疎石像 南北朝時代 妙智院(京都市)
・重文 夢窓疎石像 南北朝時代 天龍寺(京都市)
・神奈川県指定文化財 月江正印賛 夢窓疎石像 南北朝時代 光明寺
・重文 円覚寺華厳塔図 南北朝時代 黄梅院(鎌倉市)
・重文 金沢貞顕書状 鎌倉時代 称名寺(横浜市)
・神奈川県指定文化財 木造菩薩半跏像 南宋時代 神奈川県立歴史博物館
・清拙正澄墨蹟 建武五年(1338) 神奈川県立歴史博物館
開館時間:午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(9月17日は開館)
会 場:特別展示室
観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
ちなみに常設展の料金は
20歳以上 300円
学生、20歳未満 200円
高校生、65歳以上 100円
中学生以下 無料
以前は金曜日の夜に夜間観覧が出来たのですが、節電のため中止しています。
土日の日中に行くしかありません。
この博物館は旧横浜正金銀行の本店だった建物(明治37年竣工)で、重要文化財に指定されています。
建物の外観、内装を見るだけでも面白いです。