佐野厄除大師を出て、佐野駅から東武佐野線で館林まで出ました。




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駅の外に出ると狸の像が待っていました。


館林は私が行った翌日(7/17)に全国一の最高気温(39・2度)を出した場所です。


私が行った日(7/16)も全国一の最高気温(37・4度)でした。


でも、午前中は雲が多くてさほど暑さを感じませんでした。


東武伊勢崎線で1つ隣の茂輪寺前駅で降りました。


茂林寺は分福茶釜で有名なお寺です。


分福茶釜は昔話で以下のようなストーリーです。



貧しい男が罠にかかったタヌキを見つけるが、不憫に想い解放してやる。


その夜タヌキは男の家に現れると、助けてもらったお礼として茶釜に化けて自身を売ってお金に換えるように申し出る。


次の日、男は和尚さんに茶釜を売った。


和尚さんは寺に持ち帰って茶釜を水で満たし火に懸けたところ、タヌキは熱さに耐え切れずに半分元の姿に戻ってしまった。タヌキはそのままの姿で元の男の家に逃げ帰った。


次にタヌキは、綱渡りをする茶釜で見世物小屋を開くことを提案する。


この考えは成功して男は豊かになり、タヌキも寂しい思いをしなくて済むようになったという恩返しの話である。




茂林寺の伝説ではタヌキが守鶴という僧に化けて寺を守り、汲んでも尽きない茶を沸かしたとされている。



各地に似たような話があるようです。



私が幼稚園のお遊戯会でこの分福茶釜の劇をやりました。


私は貧しい男(設定では屑やさん)の役でした。


今ではリアルに貧しい男ですし、お腹に詰め物をしなくてもタヌキの役も出来ますし、頭は・・・・で和尚さんの役にもなれます。


イッセー尾形さんのように一人芝居ができそうです。



お寺までの道沿いに分福茶釜の絵と文の看板が続いていて、どのような話しかがわかります。



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黒門と呼ばれている山門を入るとタヌキや茶釜が並んでいました。


カバンの中から「もぐじー、本物のもぐじはどれだよ、ボール。」という声がしました。



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禅宗らしい門です。




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カバンの中から「もぐじー、ここにいたんだね、ボール」と安心した声がしました。




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本堂に入りました。



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私の苦手な剥製がたくさんありました。


人間の剥製(即身仏)も苦手です。


夜、一人でなど見られません。



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文福茶釜の本物がありましたが、ガラスケースの中で反射してしまいよく写りませんでした。


私が写ってしまいました。



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花のいい時期に来るといいかも知れません。



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御住職は東京に行かれていて書置きの御朱印です。


約40年前に自分の出た劇のゆかりの地にやっと来れました。