土曜日の仕事の後に金沢文庫に行ってきました。
奈良博でも見た展覧会です。
やはりキャパの関係上、展示は半分以下になっていました。
その代わり展示品の入れ替えが多いです。
なるべく展示品を増やすためか普段は展示されない入口にも小さな文書類がありました。
文書類は苦手なので、とりあえず先にさらっと見ました。
立体彫刻の一番手は東大寺のおへそぐるぐる弥勒菩薩様でした。
うーん、やっぱりおへそが気になります。
大抵、細い十字なのですが、どうしてこのような形になったのでしょう?
一番気に入ったのが海住山寺の十一面観音様です。
カヤですが檀像風に作られており、法隆寺の夢違観音様に通じる気がします。
また現光寺の頭ニョキニョキ十一面観音様は頭が目線より高い位置にあって、この高さですとあまりに気にならずに拝観できました。
やはり見る位置は大切ですね。
仏師もまさか奈良博のようにやや上から、しかも360度の方向から拝まれるとは想定外でしょう。
解説に天平彫刻風と書かれていました。
私が去年の仏像カレンダーを見て一目ぼれした点もそのあたりにヒントがあるのかも知れません。
その他五髻文殊菩薩様が気になりました。
金沢文庫を出て称名寺に向かうときにポスターを撮りました。
変な写真になったので公開します。
いい具合に顔が隠れました。