さてみてら泉涌寺から東福寺駅に向かいました。

その間に戒光寺、即成院と仏像マニアにはたまらないお寺がありましたが、時間がないので泣く泣く諦めました。

東福寺駅より京阪電車に乗って丹波橋で近鉄に乗り換え、奈良に着きました。

時間は5時です。

奈良国立博物館の解脱上人展が目的です。

毎週金曜土曜日は19時まで開いています。

もうどこのお寺も閉まっています。

GWなので興福寺の国宝館か東金堂くらいは夜間拝観があると思っていたのですが、残念なことにありませんでした。

そのまま奈良博に向かいました。

展覧会は思っていた以上に空いていました。

解脱上人はあまり知られていないので、あまり混んでいないとは思いましたが、本当にガラガラでした。

館内でキャッチボールができるくらいです。

にょきにょき十一面観音様とぐるぐる弥勒菩薩様を拝観して、奈良仏像館に移動しました。


国宝・重文級の仏様がゴロゴロしています。


やはり一番お勧めなのが大阪河内長野市にある金剛寺の降三世明王像です。




もぐじのブログ
(河内長野市HPより・向かって左が降三世明王)



3体全てが大きいので比較対照がなく、写真ではうまく伝わらないですが本当に巨大です。


顔に迫力があって、本当に自分に向かってくる気がします。


私が殺されて、背中に五鈷杵が刺さっていたら、この方が犯人だと思ってください。


去年の正倉院展の期間にもいらっしゃいましたが、本当に凄い迫力です。


現在、金剛寺が大規模な修理中で一緒に写真の三尊も修理していて、まずは降三世明王像だけ修理が終わって展示されているようです。


現在御開帳中の金峯山寺の蔵王権現にも引けを取らない迫力の像です。


特別展で興味のない展示でも、平常展の切符を買ってご覧下さい。


いついなくなるか分からないのでお早めにどうぞ。



ちなみに私はなら仏像館の十二神将が好きです。


頭上にとぼけた感じの干支が載っています。