さて三千院の中を靴袋をもったまま回って、靴に履き替えてようやく往生極楽院に着きました。
大好きな阿弥陀三尊様がいらっしゃいます。
この三尊様と同じ空間にいて、同じ空気を吸っているだけでとても幸せな気持ちになります。
観音菩薩様と勢至菩薩様のやまと座り(正座)がたまりません。
観音菩薩様の蓮台に乗って勢至菩薩様に横で見守られながら極楽浄土に行けたらさぞかし素晴らしいでしょう。
でも、私の場合、脱衣婆様が待っていそうです・・・
しばらく、ご対面をして御朱印を戴きました。
京都駅のロッカーに使いかけの御朱印帳を置いてきてしまい(御首題帳は持っています。)、新しく御朱印帳を買い求めました。
記事にもしましたが、とてもいい御朱印帳です。
でも、書いてくださる方がちょっとです。
下手でも良いのですが、全然力が入っていないのです。
とても面倒くさく筆を動かし、印を押している感じが見えているのです。
お堂が好きなだけにガッカリしました。
やがて金色不動堂に向かいました。
御開帳でなおかつ28日のお不動様の御縁日です。
この日だけだと思われるぜんざいの接待の準備をしていました。
まだ餅が出来上がっていないので、金色不動堂と観音堂に先に行きました。
智証大師円珍作と言われる小ぶりな不動明王様がいらっしゃいます。
(三千院HPより)
長年、秘仏でしたので色がよく残っています。
黄不動様と関係があるのでしょうか?
秘仏御開帳の印が嬉しいです。
観音堂の観音様は最近できたようです。
お祈りをしてから御朱印を戴きました。
やがて金色不動堂の前に戻り、出来上がったぜんざいをいただきました。
よもぎ餅が入っていてとてもおいしかったです。
前回、三千院に来たのが去年の2月11日です。
そのときには大根炊きの接待がありました。
三千院には毎回たかりに来ているような気がします。
ぜんざいを食べ終わり、大原の石仏を見ました。
ここまで来る観光客はあまりいないようです。
弁天様の下に変なものが・・・
ちょっとリアルで嫌ですね。
再び往生極楽院を遠く見てから円融蔵(経蔵)に行きました。
博物館のような建物の中に不動明王様とかいらっしゃるのですが一番気になったのが救世観音様です。
(三千院HPより)
お姿は飛鳥時代ですが鎌倉時代の作です。
大阪四天王寺の当初のご本尊の写しだそうです。
つい宮尾すすむさんを思い出してしまいました。