先日、いつも都内の寺社を精力的に回られているSさんの記事を拝読して、二子玉川~等々力不動尊に行くことを思いつきました。
等々力不動尊はかなり前に訪ねたことがあります。
関東36不動尊の札所です。
2月に九品仏に行ったときに寄ろうと思いましたが、時間がありませんでした。
それから何かのついでに行こうと思っていたのですが、そのついでがありませんでした。
Sさんの記事を拝読すると、ついでどころか、周辺にたくさんの寺社があることがわかりました。
まずは玉川大師に行きました。
御祈祷の最中でした。
おとなしく端に座っていたのですが、お金を納めて御祈祷を受けている方々と同席してはいけないと思いました。
ふと横を見ると地下霊場入口と書いてあります。
入るのに100円かかるのは構わないです。
ただ閉所&暗所恐怖症の自分にはかなり勇気が必要です。
善光寺の戒壇巡りなど二度としたくないと思っています。
しかも一人です。
いや、ポケットにはボールちゃんがいますから一人ではありません。
「勇気を出して行こうぜ、ボール」という声がしました。
100円払って地下に通じる階段を下りました。
数分前に女性二人が入って行ったので心強いです。
やがて、本当に真っ暗になりました。
注意書き通りに右手を壁に付けながら進みました。
「ここでボールを落としたら見つからないから気をつけろよ、ボール」と言う声がポケットからしました。
慌てて、より一層ボールちゃんをポケットの奥に押し込みました。
まさか別の場所で落とすとはこのときには夢にも思いませんでした…
やがて明かりが見えました。
様々な石仏がいらっしゃいます。
四国八十八箇所の写し本尊まであります。
その前には弘法大師様が並んでいらっしゃいます。
弘法大師様は全ての御本尊の前にいらっしゃるので88人も並んでいます。
一人だけ高野山奥の院から出張された本物のお大師様がいてドッキリなんてないかと変な妄想が浮かんできました。
法話が始まっていて、黙って聞いていました。
法話が終わると塗香が配られて全身を清めました。
そして御本尊の秘仏大日如来様にご対面となりました。
これは思わぬハプニングです。
ご祈祷を受けた方々の後に付いて大日如来様と御対面しました。
ごく普通の大日如来様でした。
御対面が終わって御朱印を戴きました。
返ってきた御朱印を見るとキョンシーのようになっていました。
お姿が糊で貼り付けられています。
後日、Sさんのブログにはキョンシーでない御朱印がアップされていました。
御祈祷時間に行って、御本尊とお会いした人だけが戴けるのでしょうか?
次の目的地に行く前にふと考えました。
隣のページの御朱印は閉じるとキョンシーが当たってしまいます。
ですから御朱印は真言宗以外だと失礼になるのではないかと…
(雨なのに急な階段です)
そこで次に行った瀬玉川神社では一つページを空けて御朱印を戴きました。
宮司さんが前のページをご覧になったようで「出雲大社も行かれたのですか?」とお聞きになりました。
「出雲ではなく茨城にある出雲大社です。」と真面目に答えてしまいました。
先日買った御朱印の本で海龍王寺の石川住職がおっしゃっていましたが、書かれる方は前のページの御朱印
を見ていろいろ想像されるようです。
私も宮司さんがガッカリされることのない答えを言えば良かった気がします。