永保寺のあとに同じく長年ずっと行きたかった願興寺に行きました。
本堂外陣でお賽銭を入れて手を合わせていると中から声がしました。
御住職(女性)が翌日に控えた薬師縁日の準備をされていました。
どこから来たのかと聞かれて、東京から参りましたと言うと、近くの人だったら忙しいので断るけど遠方からわざ
わざいらしたので特別に拝観させてくださるとのことでした。
正面には平安時代の薬師三尊像(ご本尊は秘仏で閉ざされた厨子の中)、四天王立像、十二神将立像、左には阿弥陀如来立像、阿弥陀如来坐像、右には釈迦三尊像と合計24体の重文の仏様がいらっしゃいます。
薬師様と眷属が全てお揃いの典型的な天台宗寺院オーケストラです。
京都・奈良でもこれだけの仏様がいらっしゃる寺院は数少ないです。
厨子の中にいらっしゃる御本尊の薬師如来様は子年の4月に御開帳です。
次回は2020年とだいぶ先になります。
ただし2015年に開創1200年になるので特別に御開帳があるようです。
またそのときに行きたいと思いました。
御住職は町の役職もされていて不在が多いようで、拝観の際にはできれば事前に連絡してほしいとおっしゃっていました。
私がもし事前に連絡していたら、その時点で断られていたかも知れないと密かに思いました。
御住職の御厚意に感謝しました。
その御厚意に奮発してポストカードを2種類買いました。
お寺に興味を持ち始めた頃は行った寺院全ての絵葉書を買っていました。
長年、お寺巡りをしていると初めて行くお寺があまりありません。
久しぶりに絵葉書を買ったなぁと思いました。
次回訪ねる2015年までに永保寺の修理が終わっていれば良いのですが・・・。
ここにいらっしゃる仏様全てのお姿がこのHPに出ていますので、興味のある方はご覧下さい。