平等寺を南に下り、五条通りに出ました。


横断歩道を渡って200mほど東に行き、路地に入ると通称寺の世継地蔵(上徳寺)があります。




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ここには伝快慶作の阿弥陀如来様がいらっしゃいますが、普段は非公開です。



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一度、歩くツアーで拝観したことがあります。




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世継地蔵を南に下ると長講堂があります。



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正しくは法華長講堂弥陀三昧堂と1回では覚えられない名前です。




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本堂には後白河法皇の念持仏であり、臨終仏でもあった阿弥陀三尊がいらっしゃいます。



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(パンフレットより)



定朝様式の三尊様で、脇侍の観音・勢至菩薩様の足が踏み下げ式だあるのが珍しいです。



御影殿(法皇殿)に移動すると、後白河法皇坐像がいらっしゃいます。




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(パンフレットより)


江戸時代作にしては珍しい重文指定の彫刻です。


毎年4月13日の法皇忌に公開されるようですが、あくまでも法要なのでこのような一般公開は今回を逃すともうしばらくはないかも知れないと係の方がおっしゃっていました。


そういえばこのお寺には賽銭箱が無く、代わりにお盆が置いてありました。


賽銭箱が無いということは参拝を目的とした寺院ではない証拠です。


今回、めったに拝観できない長講堂に行けてとても幸せな気分になれました。


公開期間は18日、つまり明後日までです。


日曜日の午前中は拝観できません。


まだ拝観されていらっしゃらない方は是非とも明日か、明後日の午後に長講堂へいらして下さい。



ちなみにきれいな色の和紙に書かれた書置きの御朱印が7種類ありました。


私はもう拝観できないと思い全て戴きました。


今回の旅で交通費・宿泊代以外で一番の出費になりました。