記事の順序が逆になってしまいました。
長講堂の前の話です。
東寺から地下鉄で四条まで出ました。
南に下がると平等寺(因幡薬師)があります。
以前、京都の歩くツアーに参加して拝観したことがあります。
まずは本堂を案内されました。
中央に厨子があり、両脇に日光・月光菩薩、さらには十二神将がいらっしゃいます。
ヒンズー系の大黒天像(忿怒形三面六臂大黒天)が気になりました。
別棟の収蔵庫に行きました。
暖簾のように垂れ下がっているカーテンを開けると頭巾を被った薬師如来様がいらっしゃいました。
善光寺の阿弥陀如来像、清涼寺の釈迦如来像と並び、日本三如来と呼ばれているようです。
トレーマークの頭巾は災害時に滑車のついた厨子を倒して運ぶときに衝撃を和らげるためにつけられたものです。
今では収蔵庫の中なので必要ないですが、頭巾はつけっぱなしになっています。
頭巾を取った写真を見せていただきましたが、とても違和感がありました。
つい小倉キャスターを思い浮かべてしまいました。
因幡薬師様の右には鎌倉時代に作られた如意輪観音像、左には同じく鎌倉時代作の清涼寺式釈迦如来像が安置されていました。
仏像に関してはなかなかみどころのあるお寺でした。
拝観料を取る寺院ではないので、仏像の公開は貴重なので、機会があれば行くべきお寺だと思います。