ホームに足湯がありましたが、目もくれずに天龍寺に向かいました。
庫裏の手前に納経所があります。
神仏霊場152箇所のうち、御朱印が唯一墨書ではなくスタンプです。
御朱印をお願いするとなぜかバトンタッチされました。
やはりスタンプインクにスタンプをつけています。
キャー、と声を出しそうになりました。
でも出来上がった御朱印を見るとスタンプとは思えないほどの出来栄えです。
たぶん、バトンタッチされた方が一番の名手なのでしょう。
200円と知っていたのになぜか300円出してしまいました。
失礼だったかしら?
東京から152ヶ所回っているというと「若いのに偉いですね~。」と言われました。
充分におっさんなのに・・・
恐れていた御朱印も無事に押していただき、順路通りに庫裏から入りました。
天龍寺は広くて風通しがよく、寒いですね。
真冬には絶対に来たくないお寺の1つだと思います。
繋がっている諸堂を回って庫裏で靴を履いて庭園に向かいました。
庫裏の前で外国人に声をかけられました。
どうやら一人で日本に来ていて、庫裏の前で写真を撮ってほしいようです。
国際交流のために笑顔でシャッターを切ることを引き受けました。
「Say cheese」などと外国では本当に言うのかわからない英語でシャッターを切りました。
でも、カシャという音が聞こえませんでした。
私はまったく違うボタンを押していました。
二人で大笑いしてしまいました。
私もやっと本物のシャッターを押して、きちんと撮れていることを確認してカメラを渡しました。
そして庭園でも撮るのはまた面倒なので外国人からなるべく離れて散策しました。
きっとあの外国人は祖国に帰って家族や友人に天龍寺の写真を見せながら間抜けな日本人について話していることでしょう。
庭園では少しだけ葉っぱが赤みを帯びていましたが、まだまだ10月最終日です。
1ヶ月遅かったらきっときれいな紅葉が見られたでしょう。