さて、画像の都合上1ヶ月前の話になります。
奈良の山辺の道にある長岳寺まで戻ります。
長岳寺からどこに行くか悩みました。
その結果、法隆寺という私らしくない場所となりました。
理由①
夢殿内部がLED照明で照らされるようになってまだ1回も特別公開に訪ねていない。
理由②
法隆寺の御朱印は十七条憲法を書いて戴けるのですがまだ一条しか戴いていない。
という単純な理由でした。
近いのか遠いのか良くわからずにカーナビをセットして行きました。
西名阪自動車道を指示したので一般道でも良いのでは?と疑問に思いながら法隆寺に着きました。
雨が降る中、ツアー客が相変わらず多かったです。
受付で1000円札を出してお釣りを待っていると「拝観料は1000円です」と言われてしまいました。
むかし、800円だった時代の記憶で生きています。
1300年以上も倒れない五重塔です。
私は階段を踏み外してしまい危うく捻挫しそうになりました。
44年目で倒れてしまう脆弱な私です。
1300年以上も支えている邪鬼?
1300年以上も巻きついているしつこい龍?
雨の中、コンデジで写真がよく撮れずにすみません。
大宝蔵院は9月に家族で訪ねています。
夢違観音様は展覧会に出品中で、私は博物館で朝に拝観しております。
その代わりに精巧なレプリカが飾ってありました。
お身代わりと書いてあったのを気付いた人は殆どいないでしょう。
百済観音様の華奢なお姿を拝観して、さらっと出てきました。
旧宝物館で特別展が開催されていました。
けれどもあまり印象に残るものはありませんでした。
そして納経所にたどりつきました。
カバンの中から、9月にこの納経所で戴いた御朱印帳を取り出しました。
カバーには何も書いてありません。
カバーを取ってもどこの御朱印帳だかわかりません。
表紙をめくると十七条憲法の第一条が書かれていて、たぶん法隆寺の専用御朱印帳かな?とわかるくらいです。
9月に行ったときに戴いた御朱印です。
「以和爲貴」と書いてあります。
そして今回戴いた御朱印です。
「篤敬三寶」と書いてあります。
全部揃うには法隆寺にあと15回来なければなりません。
何年かかるのでしょうか?
なるべく行事がある日を選択しながら回りたいと思います。
そして夢殿に着きました。
こんな雨の日は見えなかったエキゾチックな救世観音様がちゃんと見えました。
今までは「何時に行けば一番はっきりと見えるのだろうか?」とずっと考えていました。
これからは特別公開の日はいつでもはっきりと拝観できます。
やはり、終戦後の金堂火災がトラウマになって熱の出るような照明は避けてきたのかと思いました。
LEDという現代の技術によってトラウマが解けて有難いです。
吊り目の行信僧都像もちゃんと拝観できます。
「あまりジロジロ見るなよ」と怒っているような気がしました。
そして法隆寺を出て大安寺に向かいました。
しかし大渋滞に巻き込まれてしまい、大安寺を諦めてレンタカーを返しに行きました。
そして近鉄奈良駅の隣の新大宮駅に着いたのが3時40分でした。
この後もまだまだ続きます。