10/30(日)の奈良ではいよいよ拝観予約したお寺に着きました。
以前の「拝観予約」の記事↓
http://ameblo.jp/chibi092000/entry-11053863381.html
石位寺というお寺です。
地区の方々で守っている無宗派のお寺です。
わが国最古の石仏と言われている重要文化財の薬師三尊様がいらっしゃいます。
カーナビ検索にも載っていませんでした。
住所検索をしたのですが道を間違えて大変な目に遭いました。
11時に予約していたのですが、3分前に着きました。
駐車場などなく、路上駐車です。
ご近所の方、申し訳ございません。
坂道を上がって本堂に行くと4人の方がいらっしゃいました。
管理をされている方が1人で残りが私と同じ拝観の方だと思っていました。
少し経って気付いたのですが、全員地元で管理されている方々でした。
私一人のために4人も来て頂いて恐縮です。
拝観料が200円です。
お一人あたり50円です。
礼拝所でご本尊様にご挨拶をして既に開けてあった収蔵庫に案内されました。
中には浮き彫りの薬師三尊様がいらっしゃいます。
ちゃんとちっちゃな天蓋もあります。
1200年以上前からずっと守られています。
お顔は白鳳時代の特徴が出ています。
係の方に製作年代、由来などを説明していただきました。
額田王の念持仏だったそうです。
前日に滋賀で額田王の絵を見たばかりです。
何か因縁を感じました。
優しいお顔でいつまでもいつまでも拝観したい仏様でした。
数年前にこの仏様のことを知ってずっとお会いできる日を楽しみにしていました。
夢が叶って良かったです。
その後、同じ敷地内の集会所でコーヒーをご馳走になりました。
200円の拝観料では申し訳ないので300円の写真を4種類頂きました。
いろいろお話を伺うと、この忍坂(おっさか)という土地を皆さん愛され、誇りに思っていらっしゃることを強く感じました。
そしてそのシンボルとして薬師三尊様がいらっしゃいます。
いつかこの集会所を宿泊もできるようにして、忍坂という土地を感じ、一晩薬師様と一緒に過ごしていただきたいとの夢も語っていただきました。
歌やDVDまで製作されています。
観光協会などが主体ではなく地区の方々が主体で進められたようです。
DVDを鑑賞しているとそれも欲しくなってしまいました。
忍坂の春夏秋冬の季節の移り変わり、行事、石仏に祈る人々の画像を見ていると懐かしい風景に出会えたなという気持ちになります。
私がこれもいただきますと言うと、いろいろあって譲っていただきました。
忍坂のみなさん、本当に有難うございました。
また違う季節に参ります。
皆さんもお元気で!
ところでこの忍坂地区の方々で「忍坂の風」というHPを作られています。
是非、ご覧になって下さい。
私は写真を撮るのを忘れてしまいましたので、どんな石仏か?どのような土地にあるか?拝観予約の方法は?とかが全て出ています。
「忍坂の風」HPは↓
来年は忍坂ブームの予感がします。