昨日、夜の9時過ぎに電話がかかってきました。

「もぐ山もくじ先生でいらっしゃいますか?」と営業セールスでした。

「私は先生と呼ばれる者でなないですけど…」と答えました。

相手の気落ち感が伝わってきました。

医療関係の仕事の人間は医者しかいないと思っているのでしょうか?

患者さんにずっと寄り添っている看護師や介護士、診断を助けるレントゲン技師や検査技師、薬を管理する薬剤師、薬だけでなく食事によって治療を助ける栄養士、患者さんの入退院の相談にのるケースワーカー、患者さんの日常生活に戻る手助けをしている理学療法士・作業療法士など様々な人間がチームワークで動いています。

その人たちのバックにいて、患者さんに直接向き合わないで目立たない仕事をしているのが私たち事務屋です。

多分医者の後ろにいるたくさんの人々のことなど想像出来ない人なのでしょう。

以前電話セールスで「なんだドクターじゃないのか」とボソッと言われ「病院で働いているのは全部医者だと思ったら大間違いだぞ。」とブチ切れて思い切り受話器を叩きつけました。

一昨日は投資マンションの話をし始めたのでやんわりと「興味ないから、ゴメンナサイ。」と言って相手の声が聞こえたまま受話器を置きました。



最近、先生と呼ばれる人間の価値が下がっている気がします。

議員、弁護士、教員、そして医者。

いちおう先生の仕事はしても人間的にダメな人が増えている気がします。

仕方なく肩書きがあるから先生と呼ばれているだけで、心の中で舌を出されている人が多い気がします。

昔はもっと価値と権威があったのになぁ。


まあ自分は一生、勘違いセールス電話でしか先生と呼ばれないでしょうが…