高野山を出たときが3時でした。
ここでふと思いつきました。
南海高野線の途中駅の九度山駅で下りれば神仏霊場の札所の慈尊院と丹生省官符神社に寄れます。
駅から少し歩くことだけは知っていましたが、地図は持参していませんでした。
駅に着けば何とかなると何故か楽観的な気持ちでいました。
案の定、周辺の見どころのパンフレットを駅で見つけ、また道にもところどころで案内看板があったので迷わず25分くらい歩いて着きました。
このお寺と神社は隣接しています。
まずは慈尊院に行きました。
弘法大師空海の母が住んでいた場所です。
ここには国宝の弥勒仏像がいらっしゃいます。
21年毎の御開帳で次の御開帳は4年後です。
日程をご住職さんに聞くと意外な答えが返ってきました。
高野山開創1200年行事に合わせて平成27年4月2日~5月21日にかけて1ヶ月以上御開帳をするとのことです。
例年では数日間の御開帳です。
これで土日を使って行けることになりました。
これはネットでも出ていない生の情報です。
楽しみがまた増えました。
現在多宝塔が工事中でビニールシートで覆われています。
この修理が終わると彌勒堂の屋根の葺き替え工事だそうです。
御開帳の頃には全て完成していることでしょう。
慈尊院名物の絵馬です。
慈尊院脇の階段を昇ると丹生省官符神社です。
弘法大師が慈尊院を開創したときにその守り神として地元にゆかりのある丹生都比売・高野御子の二神を祀った神社です。
境内の左奥に行くと高野山が見えます。
寺社合わせて2つの神仏霊場の札所を回ることができて良かったです。
これらは後日家族旅行で回ろうと考えていました。
結局、家族旅行ではここまで回る時間がなかったのでその日に行ったことが正解でした。
ところで新幹線の切符は京都発最終のぞみ号です。
まだまだ時間があります。
南海電鉄でなんばまで出て、近鉄線に乗り換え奈良まで出ました。
なんば駅での乗換がかなり大変でした。
奈良に着くと興福寺東金堂の夜間拝観に行きました。
このお堂の四天王に踏まれている邪鬼が時代劇の大根役者のようにいかにも「やられたー。」といった格好をしています。
結構私好みです。
興福寺では金堂再建工事が進んでいます。
また北円堂の周囲の発掘調査もしています。
北円堂の秋の特別拝観があるのか気になりました。
夕食を食べてから近鉄奈良から京都に出て新幹線で帰りました。
家に着いたのが1時過ぎになってしまいました。