昨日の空海展で飛行三鈷杵の他にもう一つ課題がありました。

前回お会いした獅子窟寺の薬師如来様にどうもしっくりとこなかったので再度お会いして仲直りすることです。

昨日は前回に比べては少し違和感は減りましたが少ししっくりきません。

じっくり拝観しながら考えて見ました。

まず左手に薬壺ではなく宝珠を持っていることが考えられました。

宝珠を持ったお薬師様は初めてお会いしたような気がします。

次に目がつり上がっていることが考えられました。

何か怒られている感じがして小心者の自分はビクビクしてしまいます。

最後に気づいたのが足の裏のことです。

座った左足が衣で隠れています。

何か重たい感じがします。

これがしっくりこない一番の原因だった気がします。

と無理矢理自分を納得させて立体曼陀羅に向かいました。

まずは高い位置から全体を拝観しました。

8体もいらっしゃるのですがやはり東寺に行って21体揃って拝観したいと改めて思いました。

迫力が全然違います。

初めてこのお像にお会いした方は展覧会が終わって是非とも現地で再会していただき本来の姿をご覧になってほしいです。

そして博物館でしか拝観できない後ろ姿を思い出して他の像の後ろ姿を想像するのもおもしろいです。

昨日は各像の後ろ姿をじっくりと拝観しました。

降三世明王様の顔の後ろにも小さな顔があります。

口を少し開けているので吹き出しをつけたくなってしまいました。

「いつもは見えないからビックリしたでしょう。」とか「前の顔はどうなっているのか教えて。」とか、「たまには後ろ向きに並べてよ。」とか思いつきました。

最後に売店でポストカードを買いました。

仁和寺の阿弥陀三尊がなかったのが残念でした。

会場を出たときにやはり今年一番の展覧会だと改めて思いました。

この展覧会が奈良博で開催されていたら絶対に行くでしょう。

それほどお勧めの展覧会です。