今日、地震の被災地に支援に行っている医師からの報告を読みました。

「初めて黒いトリアージをつけた」と書いてありました。

トリアージとは聞き慣れない言葉なので調べました。

トリアージとは災害医療の現場において、災害時の負傷者の程度や治療の優先順位の判定という意味で用いられているそうです。

より多くの人命を救うために欠かせないもので、患者さんにつける印で軽処置群を緑色、非緊急治療群を黄色、最優先治療群を赤色、死亡及び不処置群を黒色とするそうです。

もぐじのブログ-ファイル.jpg

つまり生きている徴候があるのに他の多くの患者さんを救うためにやむを得ず黒のトリアージをつけなければならなかったということです。

不眠不休で人命救助をしているなかでその判断をしたのです。

そんな現場の無念さが伝わった言葉でした。

何か言葉にできません。