昨日は中途半端に終わった初能の記事。

狂言が終わり能の人たちが舞台に入ってきました。

お囃子の人たちによる演奏が始まります。

リズムに緩急がありアップテンポになるとつい私の身体も動いてしまいます。

そのうちに舞い手が能面を着けて入ってきました。

ふと桃太郎侍を思い出してしまいました。

すぐに能面の人が何か喋り始めました。

能面の下から喋るのでもちろん口が動いていません。

それが私を恐怖に陥れます。

子どもの頃から能面が苦手で、訪問した家に能面が飾ってあるとその家の人を恨んでしまいました。

そんな能面が喋るのは屋外のお化け屋敷にいるようなものです。

平気な顔で見ている周囲の人が信じられません。

みんなグルか?なんて思ったりもしました。

少し冷静になってなるべく能面を見ないで鑑賞しました。

舞い手は全身に神経を集中しているのがわかります。

ほとんどの時間で膝を少し曲げています。

大変な体力が必要だと思いました。

出演直前でお腹が痛くなったら大変だなぁと思ってしまいました。

唄の人は出番が少ない割には人数が多いです。

政府の雇用対策の一環なのかと思いました。

また舞い手を先導する人、衣装を整える人がそれぞれいます。

ずいぶんと効率が悪い商売だと思いました。

でも初めて生で見た能は面白かったです。

タダならまた見たいと思いました。

何故か仕事に持って行くパックの中に入っていた御朱印帳に御朱印を戴いて帰りました。

500円もしました。

これは効率の良い商売ですね。


もぐじのブログ-TS3R0192.jpg


もぐじのブログ-TS3R0193.jpg