昨日、夕飯を食べていた時にピンポーンと玄関の呼び出し音が鳴りました。

マンションのエントランスのモニターにトイレットペーパーを持ったオッサンが立っていました。

家内が「どうする?」と言ったので「取りあえず出たら」と言いました。

家内が受話器を取ると「お届け物です」とオッサンは言いました。

マンションのエントランスのドアを開けてしばらくすると私の部屋までやってきました。

家内が玄関を開けると先月までご購読戴いたY新聞ですがと名乗りました。

何がお届け物だ!

実は6月から8月までの3ヵ月間だけY新聞を購読していたのです。

箱根駅伝のウィンドブレーカーをくれるというのでA新聞からちょっとだけ浮気をしました。

約束の3ヵ月が過ぎたのでまたA新聞を購読することにしました。

オッサンは家内に対して「前回、新聞契約したときには何の景品をお渡ししたのですかね?」と聞いてきました。

「さあ、主人が契約したので知りません。」と応えました(←本当は知っている)。

「新聞契約はご主人様がされるのですか?」

「はい、そうなんです。」

「今日、ご主人様は?」

「まだ、帰ってきていないのです。」

「週末なのにですか?」

「はい、そうなんです。」

「奥様が新聞契約をしたらダメですか?」

「はい、以前勝手に契約して怒られました。」

等々のやりとりがあって渋々Y新聞はトイレットペーパーを置いて帰って行きました。

会話の間もドアを閉められないように足でガードしていたようです。

家内も私がいたから良かったですが、いない時に来られたら大変でした。

騙すような脅すような新聞勧誘をするなんて絶対に購読しないぞY新聞。

家内に怖い思いをさせて、浮気の対価は高くつきました。

ところで私はそんな暴君ではありません。

因みに実生活では浮気はしていません。

念の為。